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御松茸騒動
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御松茸騒動

朝井まかて(著者)

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御松茸騒動

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 徳間書店
発売年月日 2014/12/01
JAN 9784198638887

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商品レビュー

3.5

29件のお客様レビュー

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2022/01/18

楽しい時代小説です。 江戸時代中期が舞台であると思いますが、 明らかに現代社会への風刺が効いていま す。 尾張藩から江戸詰めで働いている主人公 小四郎は、若くて仕事への取り組みも熱 心です。 しかし、あまり働かず業務後の飲み会ば かりに熱心な上役に我慢ならず、時には 正論を...

楽しい時代小説です。 江戸時代中期が舞台であると思いますが、 明らかに現代社会への風刺が効いていま す。 尾張藩から江戸詰めで働いている主人公 小四郎は、若くて仕事への取り組みも熱 心です。 しかし、あまり働かず業務後の飲み会ば かりに熱心な上役に我慢ならず、時には 正論をぶつけてしまいます。 「俺がいなければ、この働き場は一日も 機能しないだろう」と思っていたところ へ、尾張藩の転勤を命じられます。 しかも役職は松茸見廻同心という、足軽 同然の扱い。 松茸をしっかり育成して、江戸への貢物と するのが仕事なのですが、当然松茸は必ず しも狙った数量は手に入らないです。 そうなると貢物は無くなるので、なんと他 の地方藩から松茸を高価買取をし、それを 貢物として充てているのが例年の習いとか。 結果、尾張藩の財政も火の車状態です。 そんな事実を皆知っていても「どうしょう もない」と諦めたり、「あの頃は良かった」 と豊作の「泡のような(バブルですね)」 時代を懐かしむだけ。 現代でも松茸の育成方法は解明されていな いのに、小四郎はどうするのか。 時代は違えど、働く目的を持つ意味を考え させられる一冊です。

Posted by ブクログ

2019/07/16

尾張藩士・小四郎が不本意ながら「御松茸同心」を拝命し、松茸の不作を何とかすべく、奮闘する話。 堅物で愛想がない為、“きゃた郎”と呼ばれる小四郎ですが、徐々に真剣に山と向き合うようになり、その成長する姿が好ましいです。 “三べえ”のオジサン三人は、実は何か特別な役割でもあるのかと思...

尾張藩士・小四郎が不本意ながら「御松茸同心」を拝命し、松茸の不作を何とかすべく、奮闘する話。 堅物で愛想がない為、“きゃた郎”と呼ばれる小四郎ですが、徐々に真剣に山と向き合うようになり、その成長する姿が好ましいです。 “三べえ”のオジサン三人は、実は何か特別な役割でもあるのかと思っていたのですが、結局最後まで、ただの“三べえ”でした。

Posted by ブクログ

2018/12/29

笑えるところまであり、面白かった。話ははじめのうちで想像がつくが、朝井さんらしく、現代人か!?という考え方をもつ主人公に感情移入しやすく、楽しく読めた。

Posted by ブクログ

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