おもしろサイエンス 粉体の科学 B&Tブックス

内藤牧男(著者), 野田直希(著者), 牧野尚夫(著者)

• 販売会社／発売会社: 日刊工業新聞社
• 発売年月日: 2014/11/22
• JAN: 9784526073281

商品レビュー

2015/04/14

http://lib.s.kaiyodai.ac.jp/opac/opac_details.cgi?amode=11&bibid=TB10070845

2015/04/08

　粉体とは何でしょうか？
　分かりやすく言えば各種粉類。みんなの憧れ粉じん爆発！とかいろいろ夢は広がりますが。粉じん爆発は無かった。
　お化粧品などの分かりやすい物から、トナー、石炭など、１トピック２～３ページで纏められ、文系の私にも読みやすく分かりやすい本でした。

　しかし、これを読むと全てのものが粉体に絡んでくるような気がする。
　そして粉体を基礎としていろいろなモデルに応用できるなぁと。

2015/01/22

「粉体」である。多くの人はどうでもいい、というか、何のことかよくわからない、と思うかもしれない。

ところがいきなり「粉とともに進化した人類」という大きな風呂敷が広げられる。小麦粉、洗剤、化粧品など、身の回りに粉は多い。すなわち人類は粉とともに進化した、と！　ホントか？　でもたしかに、粉を作って使う動物は、おそらくそうそういないし、いたとしても粉の種類はひとつかそこらだろう。

3Dプリンタも粉体が鍵を握っている。真面目な説明が多いのだけど、コラムはけっこうやわらかくて、粉体工学に関わる人に酒豪が多いわけだとか、「鶏鳴狗盗」や「混沌」やら。

ところで宇宙も粉体と考えることが出来るという。無数の粒子がそれぞれ適度な相互作用により結び付けられている、から。

仕事上、粉体のことをもっと知りたくて、という気持ちもあったのだけど、そんなことより、ずっと大きい世界だったなあ。