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言語小説集 新潮文庫
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言語小説集 新潮文庫

井上ひさし(著者)

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言語小説集 新潮文庫

定価 ¥506

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2014/11/28
JAN 9784101168340

言語小説集

¥275

商品レビュー

3.6

18件のお客様レビュー

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2025/06/03

井上ひさしさん、教科書以外では初読み。 読みやすいしわかりやすい、ユーモアと不思議な世界線。 読み進めていくうち、どんどん日本語の魅力に引き込まれていく。 括弧の恋が特に好き。 記号の擬人化。 異色な視点だけどすんなり物語の中に入り込めてしまう。 これからは活字を目にする度、こ...

井上ひさしさん、教科書以外では初読み。 読みやすいしわかりやすい、ユーモアと不思議な世界線。 読み進めていくうち、どんどん日本語の魅力に引き込まれていく。 括弧の恋が特に好き。 記号の擬人化。 異色な視点だけどすんなり物語の中に入り込めてしまう。 これからは活字を目にする度、このお話の登場人物(登場記号物?)が話している様を思い浮かべずにはいられないかも(˶⌒ワ⌒˶)

Posted by ブクログ

2024/12/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『言語小説集』は、井上ひさしによる言語をテーマとした短編集で、全11編が収録されています。以下に各作品の詳細なあらすじを紹介します。 1. 括弧の恋 壊れかけたワープロの中で、記号たちが擬人化され、独自の性格や役割を持っています。カギ括弧の「」同士が恋に落ちる一方、●や■などの記号たちが威張り腐って他の記号を支配しようとします。記号たちの間で繰り広げられる騒動や恋愛模様が描かれ、言語記号の役割や使用頻度に対する不満や主張がユーモラスに表現されています。 2. 極刑 ある劇団で、役者たちが文法を無視した台詞を与えられます。意味不明な台詞に戸惑いながらも演じる役者たちの混乱と、その結果としての舞台の崩壊が描かれています。言語の文法や構造の重要性、そしてそれを無視した場合の混乱を風刺的に表現しています。 3. 耳鳴り 耳鳴りに悩む主人公が、同じ周波数の音を聞くことで症状を和らげる治療法を試みます。しかし、治療を続けるうちに現実と幻覚の境界が曖昧になり、次第に精神的な混乱に陥っていきます。音や言語が人間の精神に与える影響を描いた作品です。 4. 言い損い 言い間違いの癖がある青年が、見合いの席で緊張のあまり次々と言葉を言い損ないます。「ベーコンエッグ」を「エーコンベッグ」と言い間違えるなど、コミカルな言い損ないが続出し、見合い相手や仲人を困惑させます。しかし、最終的にはその純粋さが伝わり、良い結果に繋がるというほのぼのとした結末です。 5. 五十年ぶり 方言学の権威である主人公が、50年前に自分を酷い目に遭わせた特高の元刑事を、その訛りから見破ります。旧式のトイレでの偶然の再会をきっかけに、方言を駆使して巧妙に復讐を果たす様子が描かれています。方言に対する深い知識と洞察が光る作品です。 6. 見るな 東北の方言とマレー語の類似性に興味を持った青年が、その起源を探るために調査を進めます。しかし、調査の過程で意外な事実が明らかになり、言語研究の落とし穴や先入観の危険性が浮き彫りにされます。言語の起源や交流に関するミステリアスな物語です。 7. 言語生涯 真面目で信用のある青年駅員が、ある日突然言葉に変調をきたし、言い間違いや駄洒落のような発言を繰り返すようになります。「大便ながらくおまたせしました」などの放送をしてしまい、周囲を困惑させます。その原因と彼の心の内面が語られ、言語と精神の関係が探求されています。 8. 決戦ホンダ書店 ある書店で、本たちが映画ビデオたちと戦争を繰り広げる物語です。書籍と映像メディアの対立を擬人化し、文化の衝突や変遷をユーモラスに描いています。言葉と映像、活字文化と視覚文化の対比がテーマとなっています。 9. なるほどの御治世 言葉の使い方や解釈が時代とともに変遷し、それが社会や政治に与える影響を風刺的に描いた作品です。言語の持つ力と、それを操る者たちの思惑が交錯する物語です。 10. ひょっこりひょうたん島の逆襲 かつて人気を博した人形劇「ひょっこりひょうたん島」のキャラクターたちが現代に蘇り、社会問題や言語の乱れに立ち向かう物語です。懐かしさと新鮮さが融合した作品です。 11. 言葉の力 言葉が持つ力と、それによって人々がどのように影響を受けるかを描いた作品です。言語の重要性と、その背後にある感情や意図がテーマとなっています。

Posted by ブクログ

2023/12/18

言葉を巧みにあやつり、今までみたことのない小説が描かれていた。鉤括弧を擬人化した人はこの人がはじめてでないだろうか。小銭も擬人化したりと、擬人化の走りとも言えそう。また、梅毒におかされた男の身体を元に大戦模様を描くのも面白かった。すごいセンスの作者であった。

Posted by ブクログ