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イモータル 中公文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2014/11/22 |
JAN | 9784122060395 |
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商品レビュー
3.6
57件のお客様レビュー
★★★☆☆かなり前にテレビで一万円選書という企画を行なっている書店があるという内容で放送されていました。その時にこの本が選ばれていて、自分では買わないような本でしたので買ってそのまま積読になっていました。もう一冊ありますがその本もまだ積読本になっています。兄の「とにかくいろいろな...
★★★☆☆かなり前にテレビで一万円選書という企画を行なっている書店があるという内容で放送されていました。その時にこの本が選ばれていて、自分では買わないような本でしたので買ってそのまま積読になっていました。もう一冊ありますがその本もまだ積読本になっています。兄の「とにかくいろいろなことがあるのだ。生きていても死んでからも」というセリフがありましたが、どういう意味なのか印象に残りました。
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目頭が熱くなる。そういう生体現象は何ゆえに生じるのでしょうか? 本書の登場人物らの「知への一途さ」に心を鷲掴みにされました。 この経済社会に身を置いて暮らしている私たち。俗世間の歪みや矛盾や機微、からくり。そういうものに多かれ少なかれ、そして、否応無しにさらされています。それを踏...
目頭が熱くなる。そういう生体現象は何ゆえに生じるのでしょうか? 本書の登場人物らの「知への一途さ」に心を鷲掴みにされました。 この経済社会に身を置いて暮らしている私たち。俗世間の歪みや矛盾や機微、からくり。そういうものに多かれ少なかれ、そして、否応無しにさらされています。それを踏まえてどのように生きるか、というのは多くの人の深層に伏流しているテーマだろうと思いますが、その部分を抉り出してくれる怪作ですね。 哲学関連の本が好きな人(私を含む、普段あまり小説を読まない人)にもオススメです。 何度か(何度も)読み返していますし、また折を見て読むことになるでしょう。 そして同じところでまた目頭を熱くするのです。
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- ネタバレ
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なかなか不思議な、幻想的な一冊でした。 「智慧の書」を介して現在、18世紀フランスの革命、17世紀インドのムガル帝国とまるで3冊を同時読みしたかのような感じです。 本作の主人公は隆なんです。 その隆の兄はインドで消息を絶ち、そんな兄が残した「智慧の書」を手にしたところから不思議な世界が始まります。 当然、過去の時代には隆は登場しません。 難解だからこその「哲学」。 己が未熟故に、まるで歴史物語を読んだのかと錯覚さえしてしまう。 説明 内容紹介 18世紀フランスの革命、17世紀インドのムガル帝国――兄の遺品の中から見つけた一冊の本が導く、言葉と哲学の時空を超えた闘い。 内容(「BOOK」データベースより) インドで消息を絶った兄が残した「智慧の書」。不思議な力を放つその書に導かれ、隆は自らもインドへと旅立った…。ウパニシャッドからショーペンハウアー、そして現代へ。ムガル帝国の皇子や革命期フランスの学者が時空を超えて結実させた哲学の神髄に迫る、壮大な物語。『不滅の書』を改題。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 萩/耿介 1962年東京生まれ。早稲田大学第一文学部ドイツ文学科卒。2008年『松林図屏風』で第二回日経小説大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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