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誰かが足りない 双葉文庫

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 双葉社 |
発売年月日 | 2014/10/01 |
JAN | 9784575517170 |
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誰かが足りない
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商品レビュー
3.6
113件のお客様レビュー
とあるレストランに纏わるお客さん達の連作短編集 以下、公式のあらすじ ---------------------- 予約を取ることも難しい、評判のレストラン『ハライ』。 10月31日午後6時に、たまたま店にいた客たちの、それぞれの物語。 認知症の症状が出始めた老婦人、 ビデオを...
とあるレストランに纏わるお客さん達の連作短編集 以下、公式のあらすじ ---------------------- 予約を取ることも難しい、評判のレストラン『ハライ』。 10月31日午後6時に、たまたま店にいた客たちの、それぞれの物語。 認知症の症状が出始めた老婦人、 ビデオを撮っていないと部屋の外に出られない青年、 人の失敗の匂いを感じてしまう女性など、6人の人生と後悔や現状の悩みを描く。 「ハライに行って、美味しいものを食べる」ことをひとつのきっかけにして、 前に進もうとする気持ちを、それぞれ丹念にすくいとっていく。 ---------------------- 様々な人達が、レストラン「ハライ」に予約を入れるまでのあれこれ 6組のお客さんの物語 就職に失敗し、流されるように生きている青年 良い方に導こうとしてくれた彼女との思い出 認知症と、それを踏まえた家族の接し方に不満のあるおばあちゃん 亡き夫へのつまらない嫉妬から、遂に行く機会のなかったレストランへの羨望 仕事が忙しくなり、人間関係のストレスも溜まっているOL 昔から不器用なやり方で助けてくれていた幼馴染との友情 母が亡くなって以来引きこもり、ビデオカメラのレンズを通してしか人と接する事のできない青年 その妹の高校生ががたまに家に連れてきた、いじめられている同級生 三人の不思議な距離感 レストランビュッフェでオムレツ担当の青年 オムレツ好きと見て取れるのに、特別に作ったオムレツを「出来損ない」と支えしてきた女性 そんな女性から昼寝のため、日中に部屋を貸してほしいと頼まれる 「失敗の匂い」を嗅ぎ分けてしまう女性 昔、叔父の失敗を予感していながら救えなかったという罪悪感 そんな女性と運命の出会いのように導かれた男性 それぞれの話には、何らかの喪失がある 配偶者、親、恋人のように人だったり そんな思い出だったり 最終的にハライで食事をするシーンでは、どのテーブルも「誰かが足りない」 「いない人」、「思い出」が共通のキーワードだろうか そして、その喪失や、過去の苦い経験を慰め、分かち合う相手もいない そんな状態から、レストラン ハライに予約を入れるに至るまでの事態の好転が描かれる 結局、ハライに「いない人」が絶対に現れない組もあれば、現れる余地がある組もあれば でも、どの組も美味しそうな料理を前に、とても幸せそうに思える 新たな一歩を踏み出すための物語 流石は宮下奈都さんだと思う
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美味しいスープのように軽くてサラッとした、でも少し温かくなる、そんな小説でした。 予約2、予約4、大好きな人を亡くしてしまうとそこで時が止まったようになるけれど、その人のことを想いながらも前に進むことができるのが人間なのかもな、と。
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久しぶりの宮下奈都さんの作品。 レストランを舞台に6組それぞれのお客さんの物語。 レストランでのお話かと思いましたが、レストランに来る事になった経緯までが中心となっています。 それぞれの物語は派手さは無いのですが、生きるってそうなのかもと思わされます。解決してスッキリするお話では...
久しぶりの宮下奈都さんの作品。 レストランを舞台に6組それぞれのお客さんの物語。 レストランでのお話かと思いましたが、レストランに来る事になった経緯までが中心となっています。 それぞれの物語は派手さは無いのですが、生きるってそうなのかもと思わされます。解決してスッキリするお話ではありませんが、帯に書いてある、「足りないことを哀しまないで、足りないことで充たされてみる。」そういう事か、と。 どう思い考えるかは読者次第と言われているような感じがしました。
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