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最後のトリック 河出文庫
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最後のトリック 河出文庫

深水黎一郎(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2014/10/01
JAN 9784309413181

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商品レビュー

2.7

276件のお客様レビュー

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2024/10/18

冒頭で、本格ミステリーでまだ誰も実現し得ていない『読書が犯人』を成立させます、と煽ってからの結末だったので拍子抜けしてしまいました。確かに人を選ぶ小説。

Posted by ブクログ

2024/10/09

 「読者全員が犯人」という挑戦的な謳い文句が目を引くメタミステリーで、「『読者が犯人』というミステリーは読んだことがあるけど『読者全員が犯人』は聞いたことないし読んだことない。」という読む前の疑問が読んだ後で「なるほど、そういうことか。確かに『読者全員が犯人』だ。」という納得感に...

 「読者全員が犯人」という挑戦的な謳い文句が目を引くメタミステリーで、「『読者が犯人』というミステリーは読んだことがあるけど『読者全員が犯人』は聞いたことないし読んだことない。」という読む前の疑問が読んだ後で「なるほど、そういうことか。確かに『読者全員が犯人』だ。」という納得感に変わったのが良かった。ただ話の途中で冗長な場面が時々あったのが気になった。それでも「一度読んでみて損はない作品だな。」とも思った。

Posted by ブクログ

2024/10/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「犯人は読者」のトリックはなんだろうと思って読むとずるいなと思う気持ちはわかる。 超能力をありにするなら、他にも読者が小説の中の人物を殺す方法はありそうに感じる。 それに、私が読んでいる途中で最後のオチだけ気になって先に読んだ場合、私は犯人にならないのではないか? そうであっても他の読者が犯人になるはずなので、一応「犯人は読者」にはなるが、「犯人は私」ではなくなるのではないかと思った。 ただ、「読者を超能力者」とするのではなく、「小説の登場人物を受動型の超能力者」とすることで、読み手の性格や特性に関わらず「読んだだけで殺害」が成立することになるのがすごいと思った。 作者から急に犯人に指名されて反論したくなった後に、被害者から感謝されて少し切なくなる、そのバランスがよかった。 もしかしたら、本当にこの本を読み終えるまで香川誠一は存在したのかもしれないと思うと、寂しい気持ちになる。 賛否両論なのもよくわかるが、個人的には読後感がよく好きな本だ。

Posted by ブクログ

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