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人間の死に方 医者だった父の、多くを望まない最期 幻冬舎新書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
| 発売年月日 | 2014/09/29 |
| JAN | 9784344983595 |
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人間の死に方
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人間の死に方
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商品レビュー
4.2
19件のお客様レビュー
外科医である著者の父親の死生観。自身、麻酔科医でありながら医療を信じず、ストレスが諸悪の根源と考え、節制をせず、検査の類は一切積極的に受けなかった。それで87歳まで長生きした。 この本を真に受けて検査を軽んじたり医療不信に陥るのは避けたい。この父親には死への覚悟があったり、自身...
外科医である著者の父親の死生観。自身、麻酔科医でありながら医療を信じず、ストレスが諸悪の根源と考え、節制をせず、検査の類は一切積極的に受けなかった。それで87歳まで長生きした。 この本を真に受けて検査を軽んじたり医療不信に陥るのは避けたい。この父親には死への覚悟があったり、自身や息子が医者である点でも一般的ではない。あくまでn=1の挿話として読みたい。心配性、不安がちな自分は本書のおかげでだいぶ気が楽になった。 「世間では長生きをよいことのように言う人も多いが、実際の長生きはつらく過酷なものだ。足腰が弱って好きなところにも行けず、視力低下で本も読めず、聴力低下で音楽も聴けず、味覚低下でおいしいものもわからず、それどころか、むせて誤飲の危険が高まり、 排泄 機能も低下し、おしめをつけられ、風呂も毎日入れず、容貌も衰え、何の楽しみもなく、まわりの世話にばかりなる生活が〝長生き〟の実態だ。 これで認知症にでもなればまだましだが、頭がしっかりしていると、つらい現実がすべて認識され、家族やヘルパーに世話になる心苦しさに耐えなければならない」 このくだりは漠然と「長生きしたいなあ」と思っている自分の価値観を揺さぶられた。結局、どれほど死に抗おうと最後には必ず敗北するのだ。その認識なく諦めることをしなければ最後期の苦しみを長引かせることになりかねない。そんな無理に引き延ばしたような生はQOLの観点から否定的に見られるべきだろう。 「死に瀕している人の苦しみは、経験しなければわからない。それをなまじ有効な治療で引き延ばすのは、酷なことだと私は思う。命を延ばすと言えば聞こえはいいが、その実態は無益な苦痛を引き延ばしているだけである」 孤独死について、世間ではまるで自由気ままに生きた罰のような書き方をされることが多いように感じているが(将来の当事者としてそう感じる)本書では肯定的に書かれているのが嬉しい。 「家族がいないほうが、平穏に死ねる可能性もある。無理解な家族に、平穏な死を阻まれる心配がないのだから」 「もちろん、孤独死の悪い面もあって、どれほどしんどくても身のまわりのことをすべて自分でしなければならず、痛みや苦しみや不安や孤独にも1人で耐えなければならない。しかし、それは自分で選んだ道であって、それまで自由気ままに暮らしたことを忘れてはならない。 私は在宅医療で、身寄りのない高齢者を何人も診療したが、それぞれに工夫し、自らの生き方を確立していた。孤独な生活者が苦労しているだろうと思うのは、家族持ちの的はずれな空想ではないか」
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地獄への道は善意で舗装されている なるほど…ドクターでありながらここまで書けるのはこのお父様に育てられ、一貫した生死観を持ち合わせているからなのだろうか。 くれぐれも一般人は真似しないように、と言いながらも医者は体をよく知っているが故に、そして親子とも医者であるという特異な環境のもと、自宅で父親の最期を迎えた。この家族、この家族構成だからできたことで、誰にでもできることではない。 死に目に会えるかどうか、それは多分大して重大なことではない。
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医師である久坂部氏が、自宅で同じく医師である父を看取ったときの経験からの人間の死に方について書かれている。 ここにも書かれているが、ひと昔前は病院ではなく、普通は自宅で最後の看取りをしていた。過剰な医療、延命治療に対する疑念は、だんだんと広まってきているように思われる。 実際、認...
医師である久坂部氏が、自宅で同じく医師である父を看取ったときの経験からの人間の死に方について書かれている。 ここにも書かれているが、ひと昔前は病院ではなく、普通は自宅で最後の看取りをしていた。過剰な医療、延命治療に対する疑念は、だんだんと広まってきているように思われる。 実際、認知症に効く薬はなく、その副作用を考えると、果たして処方する必要あるのかとも思う。 高齢化が進み、これからはしっかりと医療情報を収集ひ、自らの医療を、自らできちんと選択していくことが必要なのであろう。 そのためにも本書は是非一読すべき一冊である。
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