土漠の花

月村了衛(著者)

• 販売会社／発売会社: 幻冬舎
• 発売年月日: 2014/09/01
• JAN: 9784344026308

商品レビュー

2025/04/08

図書館にて借りる、第３２５弾。
(田尻町図書館にて借りる、第１０弾。)

熱い。終始、緊張感があり目が離せない。

一気読み、と帯にあったが、まさに一気読みだった。

堂々の星４つとする。

2025/03/15

映画を観ているような感覚でした！

ソマリアの国境付近で墜落ヘリの捜索にあたっていた自衛官達が、アフリカの氏族間抗争に巻き込まれて戦わざるえない状況になってしまう。
もともと戦闘目的ではない任務だっただけに、咄嗟の状況とはいえ人を殺すことに躊躇したり、殺してしまったことに罪悪感を抱いたり…
逃げれば逃げるほど状況は悪くなり、死んでいく仲間も増えていき、手に汗握る展開で最後までハラハラドキドキしながら読みました。

きっと現実にアフリカではこのような争いが今もあり、平和を望みながら怯えながら暮らしているかと思うとやりきれない気持ちです。しかも、その原因が資源を求める我々外国人のせいかもしれない…
どうしたら正当に取り引きし合える平和な国になれるのでしょうか…？

2025/02/24

ソマリア国境付近で墜落ヘリの救助に当たっていた所、小部族の女達が助けを求めて来た。その女達を追ってきた敵に仲間が数人やられ、逃げる事に。
夜中の出来事のせいで、装備も何もない中、女と残りの仲間7人で逃げる事に。
昼間は40度を超す灼熱、水もなく、逃げた先では炎に焼かれ、豪雨のせいで道はなくなり、それでも敵は追いついてくる。
逃げた小さな村では、よくしてくれた、村人が敵に殺され、逃げ込んだゴーストタウンでは、砂嵐にあい、その中で最終戦闘が行われる…
助けがなかなか来ない理由や、女の言い分など、国際情勢を反映した内容も良かった。
道中、仲間が何人も死に、次々と瀕死の怪我も追っていく。息を持つかせぬ展開にページを捲る手は止まらないが、気が重い…
一寸先は死を意識する話だった。
武器の名前は、専門性が高く、よくわからなかったけど、わかったらわかったで、生々しくて読めなくなってたかも…