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すごいインド なぜグローバル人材が輩出するのか 新潮新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2014/09/13 |
JAN | 9784106105852 |
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商品レビュー
3.6
13件のお客様レビュー
インドに関してはかなり詳しく書かれている。2014年刊行であるが、今でも解決されていない問題や事実が明確化されているなと感じる。 著者がIIT(超エリートのインド工科大学)出身なこと、インド生まれ日本在住であること、日本とインド間の橋渡し仕事をしてることから、この本はインド側か...
インドに関してはかなり詳しく書かれている。2014年刊行であるが、今でも解決されていない問題や事実が明確化されているなと感じる。 著者がIIT(超エリートのインド工科大学)出身なこと、インド生まれ日本在住であること、日本とインド間の橋渡し仕事をしてることから、この本はインド側から見たインドと日本に関してかなり詳しい。国の関係性に関する問題点や改善点が書かれていて参考にできる部分は今でも多い。 副題への回答は4章まで、日本に関しては5章が詳しい。 日本在住歴が長く、橋渡しの仕事をしてるので文章が読みやすい。これで翻訳家を介してないのがすごい。 正直にインドの内情が書かれているのも面白かった。市場が大きく、誰でもお金持ちになれる夢がある反面、ステータスや日頃の行動様式の縛りや危険性があることがまざまざと書かれていて興味深かった。
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なぜインドがここまで成長できたのか理解できて面白かった。 インド映画を見ても思うが、甘やかされて育ってきた現代日本からは想像つかない価値観がそこにはあり、良くも悪くもそれがインド人の原動力になっていると感じる。 特にIITの「平均以下なら落第」というエゲツなさに「そりゃ優秀な人...
なぜインドがここまで成長できたのか理解できて面白かった。 インド映画を見ても思うが、甘やかされて育ってきた現代日本からは想像つかない価値観がそこにはあり、良くも悪くもそれがインド人の原動力になっていると感じる。 特にIITの「平均以下なら落第」というエゲツなさに「そりゃ優秀な人が育つわ」と感じた。 IITの人が日本の大学を見たらなんと思うだろうか。 他にも「群れない個人主義」「現地に馴染もうとする」など知らなかった側面も多くあり、インド人に対する解像度が大きく上がった。 こうした「限られたパイを奪い合ってる」世界観に触れると、「全ての人は幸福になるべきか」という問いに対して自信を持ってはいと言えなくなってくる。 世界における「日本人のパイ」が減り続ける現代において、いまいちど生・競争への貪欲さに向き合う必要があるかもしれない。
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2014年の本なので 今年に再選されたモディさんが これから就任するという話になってる。 少し前のインドの状況を念頭に知日インド人が語るインドの話。 インドという国の特徴はなんだろうか。 この筆者がまとめているところだと、 ①個人主義者の集まり ②将来性に満ちた...
2014年の本なので 今年に再選されたモディさんが これから就任するという話になってる。 少し前のインドの状況を念頭に知日インド人が語るインドの話。 インドという国の特徴はなんだろうか。 この筆者がまとめているところだと、 ①個人主義者の集まり ②将来性に満ちた国 ③組織化が遅れている国 ④富裕層から貧困層まで幅の広い国 ⑤グローバル人材の宝庫 の5つがあげられており、 総論として良くまとめられているし、 実際、インド人が書いているのでその通りなんだろう。 筆者が言うとおり、 凄まじい内需の可能性と、 豊富な英語人材の輩出という事で、 論理的に考えると、 インドはめちゃくちゃ可能性に満ちた国であり、 実際成長し続けている国ではあるが、 ひとたびインドを訪れ少し仕事をしてみると、 公害の酷さや、日本人には我慢できない諸々のルーズさ、食事の問題など、一筋縄でいかない国で、 ホントに骨の折れる思いをすることになる。 私は何度いってもいまだにインド出張の度にお腹を壊して帰ってくる。。。 個人個人では優秀な人は沢山いると思うんだけど、 そういう人は海外に出ちゃうんだろうなと。 インド国内ビジネスのブレークスルーは、 もうあと少しという感じかな。 汚職と貧困の問題がより解決されていき、 教育や組織化が進んでいく、優秀なインド人がもっと国内で仕事をしていけば、中国に次ぐ存在になれる日がいつかはくるはず。 本書ではインドの大変さ、日本との連携の可能性も丁寧に説明されているので、なにかしらでインドに関わりがある人には、入門編として手にとってもらうと良いのかなと思う。
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