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世界から猫が消えたなら 小学館文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 小学館 |
| 発売年月日 | 2014/09/01 |
| JAN | 9784094060867 |
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世界から猫が消えたなら
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商品レビュー
3.6
923件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
余命宣告を受けた主人公が悪魔と取引をし、この世界に存在する何か一つを「最初からなかったこと」にする代わりに寿命を得る、という物語。 消されるものは、主人公と悪魔が共に生活する中で、悪魔が「じゃあ、これを消そうか」と気軽に選んでいく。その軽さが逆に怖くもあり、印象に残る。 いくつもの存在を消して寿命を延ばしていく中で、最後に選択を迫られるのが「猫」。 しかし主人公は猫を消すことを選ばず、自分の寿命を全うする道を選ぶ。 読んでいて、ドラえもんに登場する「どくさいスイッチ」を思い出した。 ボタンを押すと、念じた相手を概念ごとこの世界から消してしまう道具だが、結果として社会やインフラが崩れ、使用者自身が孤独になるという話で、本作と非常によく似た感触があった。 存在が消えたことによって起こる混乱や喪失感の描かれ方が重なって見えた。 自分自身が猫を飼っていることもあり、「猫は消せないな」と強く感じた。 失って初めて分かる存在の大切さ、そして人は死んでも、関わりを通じて誰かの記憶の中に生き続けるということを、あらためて考えさせられる作品だった。
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映画化してたなぁと思い手に取った本。 読む前までは、動物の感動系かと思ったけど違いましたね。 生きるとはなにか、と考えさせられる話。 自分なら何と引き換えに生きるだろうか。 後悔ない人生なんてきっとないんだけど それでも後悔しないように生きていきたいと思った話。
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この本のフレーズに好きなバンドの好きな曲がもろに影響を受けているのを気づいた時は嬉しい。自分の中での生きる、とは何か見つめ直すことができた。必ず数年後再読を誓う
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