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幻影の星 文春文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2014/09/01 |
| JAN | 9784167901790 |
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幻影の星
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商品レビュー
2.9
23件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
白石一文氏による2012年の作品。2011年の震災からの影響を受けた作品の模様。 まあまあ楽しく味わいました。 ・・・ 近頃白石一文氏の作品を読むと、何となく村上春樹氏の長編と似ているなというのは薄々感じておりました。 村上氏の長編は、不思議な世界に迷い込み、真剣に悩み、女性との邂逅を経て恢復する、そんな感じを受けます。 他方この白石氏のものは、現実の世界ですが、より自覚的に生き、女性との交わりを経て、一つの気づきを得る、みたいな印象です、私には。 二人の類似性については大江健三郎氏の作品とあわせて、解説で榎本氏も述べていましたね。 ・・・ あと、本作で印象的なのは、死についての思考でしょうか。 「死こそが不滅のものである」(P.179) という、逆説的な表現で死の圧倒的規模をかたり、むしろ生きているということがほんのわずかな間であることを語ります。あと100年もすれば殆どの人は死んでしまう。という事実です。 更には東京のど真ん中にひっそりと佇むルルドの泉からインスパイアされたレプリカ論も展開されます。 当初はレプリカ、コピーなんてばかばかしい、と思った主人公武夫ですが、思えば聖書をはじめ本はコピーそのもの、あらゆるものがコピーみたいなもの、イリュージョンであり、過去に存在した一種イデアのような本質に近づきたいという欲求のもとレプリカ・コピーに熱狂するみたいな話が展開されます。 さらには時間というものにも話はおよび、非常に哲学的なアイディアが述べられます。 解説によると筆者の関心を主人公に投影させているそうですが、ちょっと思考がオジサンかもしれませんね。 シニカルではないのですが、諦観というかフラットな心の主人公がここに出現します。でも普段通りのエロい主人公ですけどね。 ・・・ ということで久しぶりの白石作品でした。 本作はいつものテイストと比較すると多分に思索的な要素が多かったと思います。そういう思想とか哲学が好きなかたにはおすすめ出来るかもしれません。
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何作目かの白石一文さんの作品 書評を見る限り、これが彼の骨頂なんだとは思うが、おー、、そういう感じねという驚き(何か謎が明確に紐解かれていくのかしら?)と思いながら読み進めていたため若干思っていたのとは違ったが面白かった
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
・バーバリーのコートが故郷のバス停でなぜか発見されるところから始まる話。 ・過去にも、どうも1回読んでいた記憶があるが、内容が曖昧だった。 ・今回も歯痛があったので、しっかり集中して読めず、内容がイマイチ頭に入ってこなかった。 ・2012年1月の発刊。主人公の内省がふんだんに作中に盛り込まれるタイプの作品。 ・文庫解説の榎本正樹さんの文章がよかった。 ・再読度:中。
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