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祖父はアーモン・ゲート ナチ強制収容所所長の孫
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祖父はアーモン・ゲート ナチ強制収容所所長の孫

ジェニファー・テーゲ(著者), ニコラ・ゼルマイヤー(著者), 筒井宣明(訳者)

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祖父はアーモン・ゲート ナチ強制収容所所長の孫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 原書房
発売年月日 2014/08/07
JAN 9784562050840

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2022/01/19

「私はどこの家族に属しているのか、もう分からなくなってしまった。(中略)選べる立場ではない。そもそもゲート家の一員なのだから」 血縁というものをここまで意識したことがあったか。幼い頃に養親から愛情をたっぷり受けて育った著者が、ひょんなことから自分のルーツを知ってしまう。実母が著...

「私はどこの家族に属しているのか、もう分からなくなってしまった。(中略)選べる立場ではない。そもそもゲート家の一員なのだから」 血縁というものをここまで意識したことがあったか。幼い頃に養親から愛情をたっぷり受けて育った著者が、ひょんなことから自分のルーツを知ってしまう。実母が著者より先に他人に打ち明けていた事実も含め、取り乱してしまうのも無理はない。 優しい養親、思い出の少ない実母・祖母の後ろに極悪非道な祖父が突如として現れた。当然切っても切れない関係にあって自分ではどうすることもできない。 著者が自身の人生を取り戻すまでの道の上で、共著のゼルマイヤー氏(ジャーナリスト)の解説がエコーする。 映画『シンドラーのリスト』は何年か前に鑑賞しており、ゲートのこともよく覚えている。だから尚更、あまりに色々な事(残虐性の継承、他の加害者遺族の話etc.)を知りたくなるのも当然だろう。 著者や専門家による映画の捉え方も興味深い。(あの邸宅が現存しているのが衝撃だった…) 著者の実母が大変不憫な立場にある。あの邸宅で全てを目撃しているはずなのに夫を慕い続ける母親から嘘を教えられていた。ここまで苦しめられなきゃいけないのか。その苦悩が、著者の"母"になりきれずにいた要因を作っていると自分には感じられてやり切れなかった。 筆者自身の生い立ちにも波がある。(生い立ちについては何度も語られているが、あとがきが綺麗にまとめてくれている) ’14年初版だが、実母とは再会できているのだろうか。今度はお母さんと手を携えて「過去ではなく、将来を向いて」いると信じている。 「すべてがとても悲しいことだらけだったりしたら、どんな人でもそれぞれよいところがあるんだと信じて、その信仰を守っていきなさい」 自分はよその国の人間だから、他国の歴史や一族に対して一方的に意見することはできない。しかしドイツ史の中でも恐らく重要な、一つの家族史の目撃者となった今は、著者の祖母や戦後多くの国民が口にしたと言う「知らない/知らなかった」を通すこともできない。 読み終える頃には分かっているはずだ。このまま本当に押し黙ってしまうのが、実は一番恐ろしい事なのだと。

Posted by ブクログ

2018/06/09

犯罪者が先祖にいる。自分が子供を作れば、犯罪者の気質を子供に受け継がせてしまう。だから不妊手術を受ける。 劣った有害な遺伝子を断絶するという発想は、結局はナチズムのそれである。 当事者でありながら、呑まれずに冷静に矛盾に気づけるのが著者のすごいところだと思う。 当事者だからこそ...

犯罪者が先祖にいる。自分が子供を作れば、犯罪者の気質を子供に受け継がせてしまう。だから不妊手術を受ける。 劣った有害な遺伝子を断絶するという発想は、結局はナチズムのそれである。 当事者でありながら、呑まれずに冷静に矛盾に気づけるのが著者のすごいところだと思う。 当事者だからこそ、言葉にできるんだろうな。

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2015/06/08

未婚のドイツ人女性とナイジェリア人男性の間に生まれて孤児院に預けられた後、別のドイツ人家族に育てられた女性が偶然、祖父がナチス捕虜収容所の残虐な所長であったことを知り、自身のルーツを探るノンフィクション。 以前から抱えていた人種差別や養子縁組に起因するアイデンティティ問題に加え...

未婚のドイツ人女性とナイジェリア人男性の間に生まれて孤児院に預けられた後、別のドイツ人家族に育てられた女性が偶然、祖父がナチス捕虜収容所の残虐な所長であったことを知り、自身のルーツを探るノンフィクション。 以前から抱えていた人種差別や養子縁組に起因するアイデンティティ問題に加え、家族史における戦争責任という重い十字架を背負った著者が、様々な人たちとの対話を通じ、悩み、傷つき、苦しみながらも、自分は何者なのか?、家族とは?、愛とは?、運命とは?・・・といった疑問に対する答えを追求する。 「加害者」としての祖父母世代とその子孫である実母や養父母、そして「被害者」の子孫である旧知のイスラエル人の親友たち。それぞれ世代ごとに複雑な思いがあり、著者の「真実を知りたい」という信念は時に拒絶され、動かせぬ歴史を前に人はひたすら無力なのかという絶望感に襲われた後、読者は一つの希望を見出すことになる。自虐史観云々の論議とは別の意味で、日本人としても決して他人事で済まされない真実がここにある。

Posted by ブクログ