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名画で読み解く ロマノフ家12の物語 光文社新書707
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名画で読み解く ロマノフ家12の物語 光文社新書707

中野京子(著者)

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名画で読み解く ロマノフ家12の物語 光文社新書707

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2014/07/17
JAN 9784334038113

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名画で読み解く ロマノフ家12の物語

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商品レビュー

4.3

44件のお客様レビュー

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2024/04/16

ロマノフ家12の物語。 ロマノフと聞いて思い出すのは、大津事件とラスプーチン、そしてアナスタシア。ただ、「ゴールデンカムイ」の存在でアレクサンドル2世暗殺事件の印象も強い。 エリザヴェータとエカテリーナ女帝のふくよかな肖像画。この2人の女傑があるから、ソフィアはああいった女丈夫に...

ロマノフ家12の物語。 ロマノフと聞いて思い出すのは、大津事件とラスプーチン、そしてアナスタシア。ただ、「ゴールデンカムイ」の存在でアレクサンドル2世暗殺事件の印象も強い。 エリザヴェータとエカテリーナ女帝のふくよかな肖像画。この2人の女傑があるから、ソフィアはああいった女丈夫になったんじゃなかろうか。 個人的なことですが、第10章の山下りんにものすごく琴線を震わされました。彼女の存在を知っていたわけではないのですが、たまたま最近本屋さんで見かけて買ったのが、彼女を書いた小説「白光」でした。この本を読む前だったし、山下りんという人を知っていたわけでないのに、面白そうと思って買った本が予想外につながってしまったという奇跡。自分しかわからない感情ですが、運命的な衝撃でした。大袈裟かな。 なので、次は「白光」読もうと思います。この昂った気持ちが静まる前に、わくわくを抱えたまま。

Posted by ブクログ

2024/02/11

ロマノフ王朝時代のロシアは-今も同じかもしれないが-怖いと感じる。正直、絵画よりも怖い。掲載されている絵画のうち惹きつけられるものはおおくなかった。むしろロマノフ王朝時代の世界観、暗殺、虚偽の公式発表など、内にいる限り、暮らしていくのも一苦労だ。 ✔︎皇女タラカーノヴァ ✔︎ヴォ...

ロマノフ王朝時代のロシアは-今も同じかもしれないが-怖いと感じる。正直、絵画よりも怖い。掲載されている絵画のうち惹きつけられるものはおおくなかった。むしろロマノフ王朝時代の世界観、暗殺、虚偽の公式発表など、内にいる限り、暮らしていくのも一苦労だ。 ✔︎皇女タラカーノヴァ ✔︎ヴォルガの舟曳き 本作には掲載されていないが、 ⚫︎イワン雷帝とその息子(怖い絵に収録)

Posted by ブクログ

2023/12/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ロマノフ家と言えば、ピョートル大帝か一家全員銃殺されたニコライ二世あたりが有名かなと個人的には思うけれど、流石300年続いた一族、エピソードには事欠かない。 女帝への道の基礎を作った女傑ソフィア、やたら短命なツァーリたち、とにかく家族仲が悪い、そしてやたら逞しく太ましい女帝たち……いやもう、本当に濃い。 そんなロマノフ家を様々な絵画を通して追いかけていく一冊。 勿論ラスプーチンもいますぞ。 あの嘘かよとツッコミを入れざるを得ないエピソードも勿論紹介されていて、今回もツッコミを入れました。 人間ではなかったのかもしれん。 びっくりしたのは、ロマノフ家の話なのに日本人のしかも女性のイコン画家が出てきた件。 先にも挙げたニコライ2世が日本贔屓だったこと、大津事件の被害者なのも知ってはいたが、日本に来た彼へのお土産として渡すイコン画を日本人女性が手掛けていたことを全く知らなかったので驚いたの何の。 男性ですら西洋画家を名乗るのも難しかったであろう時代に女性がイコン画とはと。 彼女の波乱万丈であっただろう人生を思うと、いたたまれなくなるというか……エピソードを見る限り、逞しかったようにも思うが。 とにかく血生臭いエピソードの多いロマノフ家、「うわあ」と思いながらも興味深く読ませていただきました。 『怖い絵』など他の著書でも登場した絵も出てくるので、馴染みあるものもあるかも。 流石中野先生、複雑な歴史でも大変読みやすかったです。

Posted by ブクログ

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