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(日本人) 幻冬舎文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
| 発売年月日 | 2014/07/01 |
| JAN | 9784344422346 |
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(日本人)
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商品レビュー
4.1
21件のお客様レビュー
日本人が世界の国々と比較して、とても世俗的で個人主義であることがよくわかる。 日本人が目指しいく方向性としてスウェーデンが近い感じがあるため、北欧人気が一定数あるのかなと思った。
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①今の人々が思い描く日本人像は明治維新後にあまり日本に触れてない新渡戸稲造や戦後のアメリカ人が作り出した「日本人像」を日本人が逆輸入することで形になったものという指摘が面白かった。今も日本人"らしさ"を語る人が大勢居るけど国民全体をくくる"らしさ&q...
①今の人々が思い描く日本人像は明治維新後にあまり日本に触れてない新渡戸稲造や戦後のアメリカ人が作り出した「日本人像」を日本人が逆輸入することで形になったものという指摘が面白かった。今も日本人"らしさ"を語る人が大勢居るけど国民全体をくくる"らしさ"なんて言うのはその方が都合のいい人たちによる創作物なのだと感じた。 ②男女の性差は進化論により生まれた、怒られそうな話。男は複数としたがり女は尽くしてくれる人を一人求めるってのは理にかなってるんだねえ、たまに逆のパターンも見るけど。近親相姦を防ぐために縄文時代などは女の交換があり、女の価値が食べ物などより高かったのが興味深い。今もアプリなどを見るとその片鱗が伺える。 ③人類の発展は「温帯ベルト」に近いか否かというのは面白い、米が育つのが大事なのね。人種の違いと言われるものは文化による後天的なもの。 ④日本人は世俗的であり空気(世間)を嫌う風潮があるため誰か(空気、世間)に従う時にはそれが自己利益になるかどうかを重視する、利益とは現世を楽しく生きること、というのは面白い。 また、共同体意識が低く地域や血縁よりも現在所属してる集団への意識の方が高い。誰かと常にいる意識が低く、一人暮らしも当たり前である。(海外ではフィリップ・マーロウなど孤独の表現として一人暮らしを用いる。) ここからは自分の考えだが、ネットの愛国主義者は日本を愛してるというよりも属している場が無いため日本という大きな場に属していなければやっていけないのかなと思う。生き抜くための知恵。 ⑤ほんとのグローバルとは人の行き来も自由な社会。しかしそれでは移民による福祉国家の危機があるため、物のみ自由に移動できるエセグローバルな現代。お金持ちな自国の生活が脅かされることを恐れている。 民主制は元々、気に食わなければ自由に出ていける古代ギリシアで誕生した。昨今、民主制による結果が不満でも国から出ていくのは難しいため前提が異なっている可能性。 キリスト教は「自国民の神」を超えたグローバルな神を生み出した、信じれば人種は関係ない。それが発展の秘訣かも。パイは大きい方が儲かる。一番広まり国教になったローマ帝国は多民族国家だったためグローバル神の方が都合が良かった。 ⑥アメリカの価値基準、リベラルデモクラシー。 今のグローバル社会を牛耳っているのはアメリカなのは世界のルールがアメリカのルールだから。他の正義が台頭すれば世界のルールも変わるかも。 ⑦統治構造が日本からアメリカに移った時、日本の責任は「空虚な中心」となった。連帯責任→自己責任になったとで誰も責任を取らなくなった。 ⑧日本の政治は生涯雇用が根付く「イエ社会主義」が元となっているため変えられない。官僚vs与党になる。省庁同士の縄張り争いで機能不全になった。(正直、政治面の理解はこの本でも一番難しかった。) 経済は、終身雇用などからなる日本型経済により従業員の流動性が低く、経済が落ち込んだ。グローバル型の能力別でバンバン解雇できるようにした方が経済は伸びそうだがしがみつきたい人の反対を考えると中々難しそう。 ⑨経済成長のパイは残されていない、地球という限りあるリソースで世界全体の経済成長は見込めないのではないか、現代としてはAIに期待。 橋本のハシズムは出た当初はチヤホヤされたが結局考えを貫くことはできなかった。今の参政党、高市早苗など多くの人に分かりやすくキャッチーなものは支持されるが結局何も変わらないことが分かると掌を返す人が大勢いる。ほんとに良いものはほんとに分かる人にしか評価されないだろうからこれからもこういった台頭→停滞→交換の繰り返しは永遠に続くのだろうな。 ⑩人は評判を求める、資産も目に見えるような評判が得られないならあまり価値がない。ブランド物で着飾ったり豪華な暮らしを見せるのは評判のため。 この本が書かれたのが2012年頃、TwitterやFacebookが発展していた頃で本章には評判が可視化されるネット上では外見ではなく知識やセンスのみで選別される、とあったがまさかSNSの発達により外見至上主義ルッキズムが世界で猛威を振るうとは想像もできなかったろうな。 超越者のいない、世俗的な人のみの社会。自由のユートピア。 俗にいう日本人らしさを変える本だった。日本人は「きわめて世俗的」「反権威主義」「個人主義」な利に聡く自分勝手な国民。自分だけじゃないんだね、良かった。
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最も世俗的で合理的な日本人という立ち位置から、アジアでありふれた特性とか、特に政治家や経営者に問題があるわけではないのでは、とか私にとって新しい視点がたくさんでした。
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