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天に星 地に花
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天に星 地に花

帚木蓬生(著者)

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天に星 地に花

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2014/08/05
JAN 9784087754179

天に星 地に花

¥220

商品レビュー

4.3

20件のお客様レビュー

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2026/02/04

天に星地に花を 帚木蓬生読了 久留米藩領、大庄屋である高松家の次男に生まれた庄十郎が主人公。幼い頃、彼は疱瘡にかかるが、懸命に看病してくれた母と使用人が代わりに亡くなってしまう。この悲劇を機に、後継ぎの実兄から「母を殺したのはお前だ」と家を追われ、自らの命を救ってくれた医師に弟子...

天に星地に花を 帚木蓬生読了 久留米藩領、大庄屋である高松家の次男に生まれた庄十郎が主人公。幼い頃、彼は疱瘡にかかるが、懸命に看病してくれた母と使用人が代わりに亡くなってしまう。この悲劇を機に、後継ぎの実兄から「母を殺したのはお前だ」と家を追われ、自らの命を救ってくれた医師に弟子入りする。その後、彼は故郷に戻ることを許されないまま、飢饉や重税、一揆という過酷な運命に翻弄される筑後平野の百姓たちのために、生涯を捧げる医師へと成長していく、その先に訪れる運命とは。。特徴は二つ、捨て身で百姓を守った家老の書「天に星 地に花 人に慈愛」という言葉が作品の根底に常に流れている事。そして、筑後平野の美しい情景描写とともに、医師としての師弟愛、親子の情愛、そして理不尽な世の中に抗う人々のエネルギーを、涙なしには読めない筆致で綴られている事。圧倒的な情感にゆさぶれれる事間違いなし文句なしの5☆で~す。

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2025/03/20

天に星、地に花、人に慈愛 家老 稲次因幡正誠の座敷の掛け軸に書かれていた言葉。 漆黒の天に星を見、暗黒の地に花を見出し、漆黒の人の世にわずかなりとも慈愛を施す。それが医師の仕事である高松庄十郎は思う。 自分が疱瘡に罹り、それに母が感染し、その母が亡くなる。母が死んだのはお前の...

天に星、地に花、人に慈愛 家老 稲次因幡正誠の座敷の掛け軸に書かれていた言葉。 漆黒の天に星を見、暗黒の地に花を見出し、漆黒の人の世にわずかなりとも慈愛を施す。それが医師の仕事である高松庄十郎は思う。 自分が疱瘡に罹り、それに母が感染し、その母が亡くなる。母が死んだのはお前のせいだ、親不孝者と兄に責められる。父は何も言わないけれど、埋めようのない溝ができたと思った庄十郎は自分の疱瘡を治してくれた鎮水先生の元に行き、医師の道を志す。その際、兄に金輪際この家には帰ってくるなと言われる。 弟子を取らないと言う鎮水先生に、「先生から追い返されたら、もう二度と家にはもう二度と戻れない」と庄十郎は訴える。そこまでの決意をしてきた庄十郎を鎮水先生は受け容れる。このとき庄十郎14歳。 そんな庄十郎のそれからの人生と、公儀から下った年貢の増徴と夫役に対する百姓一揆とを背景に織り込みながら物語は進む。 庄十郎がまだ父の元にいるときにも年貢の取り立てのことで一揆が起こりそうになった。それを鎮めたのが家老 稲次因幡正誠。1人の犠牲者も出さなかった。 しかし、庄十郎が大人になってから一揆が起こりそうになった時には、稲次因幡正誠のような家老はいなかった。いたのはただ贅沢にふける愚かな領主。そこに一揆が起こり、それをなんとか鎮めたけれども、その責を庄屋や百姓に転嫁し、そのうちの数十名を処刑する。 その理不尽を我慢などできようか。しかし、我慢するしかないとしたら。 その後に残されたものに何か良きものを見出していくしかないのかも。それは苦しみを伴うけれども。 「お上の気に入らんことでも、人間は正しいことをせねばならない」 その正しいことをした結果、理不尽を被ったとしても、人はそれでも生きていかなくてはいけない。 天に星、地に花、人に慈愛を見出しながら。 後半は読みながら涙があふれてきました。

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2024/10/22

江戸時代中期、久留米藩の大庄屋の次男坊として生まれた庄十郎 跡継ぎとなるおとなしい兄に比べ、好奇心旺盛で百姓に混ざって働き、大人の話を興味深く聞く庄十郎だったが、ある日疱瘡にかかってしまう… 病に打ち勝った庄十郎だったが、彼を看病をし疱瘡にかかってしまった母と荒使子ののぶはあっ...

江戸時代中期、久留米藩の大庄屋の次男坊として生まれた庄十郎 跡継ぎとなるおとなしい兄に比べ、好奇心旺盛で百姓に混ざって働き、大人の話を興味深く聞く庄十郎だったが、ある日疱瘡にかかってしまう… 病に打ち勝った庄十郎だったが、彼を看病をし疱瘡にかかってしまった母と荒使子ののぶはあっけなく死んでしまう… そのことで兄に「母が死んだのはお前のせいだ」家を追われる 二度と帰って来ることはできないと、庄十郎はわずか14歳で自分の病を癒やしてくれた鎮水に弟子入りし、医師を目指す それから一度も故郷を訪れることもなく、修業を重ねる庄十郎 『天に星、地に花、人に慈愛 』 『人』には百姓も含まれているはずなのに… 悪天候、害虫により作物を得られず餓死していく百姓… こうした餓えと年貢などの圧政に百姓の怒りは一揆に向かっていく 鎮水の教えを守りやがて独立し、凌水先生となった庄十郎 常に百姓の生活を見つめ寄り添う凌水 やがて… 田植え、祭、雨乞い… 筑後平野に息づく人々の生活が浮かび上がってくる 登場人物には実在していた人物もおり、作品は涙なくしては読めなかった 「人間ちいうもんは、ここぞと思うときに、命ば懸けなきゃならんときがある。そのとき、世の中におったかおらんかで、そのあとの世の中ががらりと変わってしまう」 こんな影響力のあることは私にはできないけど、せめて今日1日誰かを笑顔にしたいな〜自分も笑顔でいるようにしたいな〜と思った ずっと手元に置いておきたい作品

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