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夜はやさし
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 作品社 |
| 発売年月日 | 2014/07/01 |
| JAN | 9784861824807 |
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夜はやさし
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商品レビュー
4.6
6件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
村上春樹訳のフィッツジェラルドは全て4周以上読んでおり、個人的には大好きな漱石、ヘッセすらも差し置いて最も愛している作家とも言えるがこの作品だけは長いのもあってか2回目。本当に美しい作品であり過去読んだもので類似の作品は思い浮かばない。一回目は只々のめり込むような読書体験だったが、村上春樹氏の「フィッツジェラルドブック」などを通してスコットと妻ゼルダの人生をよく知るとより深い読書体験となる。結局これは彼の人生への弁解とifを描いた作品であり、スコットにとってのレクイエムであるとともに妻ゼルダへの祈りに満ちた作品なのだ。本当にスコットという人間には救いがないと思いつつも惹きつけられずにはいられないと感じてしまうのは、妻の精神病が完治するというifのハッピーエンドを描いているにも関わらず主人公である夫はボロボロになりながら役割を終え妻の元を離れるという点。才気と善性に満ち溢れた前途ある男が他の可能性を諦めて一人の病気の女のために生きることを決め、自身の人生は破滅に向かいながらも女を治し、静かに去る。これを自分の人生として描けるというのはもはや狂気。 泥酔しながら書いてんのかと思うくらい冗長さやわかりにくさを感じる部分は少なくなくグレート・ギャツビーの完成度と比べてしまうと頻繁に読もうという気にはならないものの、人生の節目にゆっくりと没頭して通読したくなる愛しさがある。悲哀と才能に満ちた人生を400ページに凝縮したようなエネルギーに満ちている。彼の才能と人生あってこその作品であり、二度とこの世に産み落とされることの無いであろうマスターピース。 いつもフィッツジェラルド作品は村上春樹訳で読んでいるわけで不安があったが、1ページ目で完全に消えた。この方の訳はこの本しか読んだことが無いが村上春樹氏に負けず劣らず本当に素晴らしい。村上春樹氏の「フィッツジェラルドブック」を読んでいるときにも思ったが、個人的には改訂版の方を村上春樹訳で死ぬまでに読みたいと夢想している。
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一番好きなフィッツジェラルド作品はリッチボーイなのだけど、夜はやさし、はなぜか何度も読み返してしまう本。 なんでかな?と考えたのだけど、 この世界にふらっと入ってどっぷりと浸かれてしまう感じがなんとも言えず気持ちが良いのかもしれないと思った。 フランスのリヴィエラ海岸、スイスの療...
一番好きなフィッツジェラルド作品はリッチボーイなのだけど、夜はやさし、はなぜか何度も読み返してしまう本。 なんでかな?と考えたのだけど、 この世界にふらっと入ってどっぷりと浸かれてしまう感じがなんとも言えず気持ちが良いのかもしれないと思った。 フランスのリヴィエラ海岸、スイスの療養所と美しくて悲しい家族と生命力の溢れたローズマリー。 なんとも言えずふわっとした、きれいで悲しい世界に入り込んでしまう感覚が味わえて、 またふと読みたくなってしまうのです。
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初フィッツジェラルド。前情報全然なしで読んだのだが、快活で誰からも憧れられる、魅力的な紳士である精神科医ディックが、ことの成り行きで結婚した患者であり、財閥の令嬢、ニコルとの恋愛事情を描いた(自分にとっては)ちょっと“オトナ”な小説。とにかく、感情の機微がすごい。恋愛中、または結...
初フィッツジェラルド。前情報全然なしで読んだのだが、快活で誰からも憧れられる、魅力的な紳士である精神科医ディックが、ことの成り行きで結婚した患者であり、財閥の令嬢、ニコルとの恋愛事情を描いた(自分にとっては)ちょっと“オトナ”な小説。とにかく、感情の機微がすごい。恋愛中、または結婚中の男女の感情の仔細な変化はまだ自分の人生経験では補いきれず、「そういうものなのか…」と想像するに留まる、というところはあるけれど、「人生」について書かれた小説でもあると思うので、これからの生き方を模索している人、とにかく海外文学に触れてみたい、という人には激おすすめ!
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