
商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 作品社 |
発売年月日 | 2014/07/01 |
JAN | 9784861824807 |
- 書籍
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夜はやさし
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夜はやさし
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商品レビュー
4.5
5件のお客様レビュー
一番好きなフィッツジェラルド作品はリッチボーイなのだけど、夜はやさし、はなぜか何度も読み返してしまう本。 なんでかな?と考えたのだけど、 この世界にふらっと入ってどっぷりと浸かれてしまう感じがなんとも言えず気持ちが良いのかもしれないと思った。 フランスのリヴィエラ海岸、スイスの療...
一番好きなフィッツジェラルド作品はリッチボーイなのだけど、夜はやさし、はなぜか何度も読み返してしまう本。 なんでかな?と考えたのだけど、 この世界にふらっと入ってどっぷりと浸かれてしまう感じがなんとも言えず気持ちが良いのかもしれないと思った。 フランスのリヴィエラ海岸、スイスの療養所と美しくて悲しい家族と生命力の溢れたローズマリー。 なんとも言えずふわっとした、きれいで悲しい世界に入り込んでしまう感覚が味わえて、 またふと読みたくなってしまうのです。
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初フィッツジェラルド。前情報全然なしで読んだのだが、快活で誰からも憧れられる、魅力的な紳士である精神科医ディックが、ことの成り行きで結婚した患者であり、財閥の令嬢、ニコルとの恋愛事情を描いた(自分にとっては)ちょっと“オトナ”な小説。とにかく、感情の機微がすごい。恋愛中、または結...
初フィッツジェラルド。前情報全然なしで読んだのだが、快活で誰からも憧れられる、魅力的な紳士である精神科医ディックが、ことの成り行きで結婚した患者であり、財閥の令嬢、ニコルとの恋愛事情を描いた(自分にとっては)ちょっと“オトナ”な小説。とにかく、感情の機微がすごい。恋愛中、または結婚中の男女の感情の仔細な変化はまだ自分の人生経験では補いきれず、「そういうものなのか…」と想像するに留まる、というところはあるけれど、「人生」について書かれた小説でもあると思うので、これからの生き方を模索している人、とにかく海外文学に触れてみたい、という人には激おすすめ!
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第一部のむせかえるような陽光とビーチでの出会い、今が盛りの少女の傲慢さと可憐さ、華やかな社交、そしてその影にうごめく不穏感はさすがの手腕といった感でかなり読まされた。が、第二部から一転、ゼルダ・フィッツジェラルドを彷彿とさせるような精神分析の世界、そして転落していく主人公といった...
第一部のむせかえるような陽光とビーチでの出会い、今が盛りの少女の傲慢さと可憐さ、華やかな社交、そしてその影にうごめく不穏感はさすがの手腕といった感でかなり読まされた。が、第二部から一転、ゼルダ・フィッツジェラルドを彷彿とさせるような精神分析の世界、そして転落していく主人公といったかなり暗鬱とした内容続きで、どうもその落差というか、第一部の期待感を超えてくるものがないように感じられて少し残念だった。とはいえ、やはりフィッツジェラルドには唯一無二の輝きを感じるので、いずれまた読みたい小説ではある。 それにしても、解説にあったこの小説の初期構想、女の子(ローズマリー)が母とビーチを訪れそこでの夫妻との社交を通じて最終的に母親を殺してしまう、という筋のほうが俄然興味を惹かれたし、この小説にも随所にこの構想の影が潜んでおり、読んでみたくなったが、そうすると割とこじんまりした短編に近い話になってしまったのかな。
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