- 中古
- 書籍
- 書籍
電子立国は、なぜ凋落したか
定価 ¥1,980
385円 定価より1,595円(80%)おトク
獲得ポイント3P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日経BPマーケティング |
発売年月日 | 2014/07/11 |
JAN | 9784822276980 |
- 書籍
- 書籍
電子立国は、なぜ凋落したか
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
電子立国は、なぜ凋落したか
¥385
在庫なし
商品レビュー
3.8
17件のお客様レビュー
水平分業を頑なに拒んだ日本企業の考察の中で、メインバンク制度の視点からの分析は参考になった。もう一つの見方として、日本人のコミュニケーション能力の問題も影響していると思う。水平分業で中国や台湾の会社と日々のコミュニケーションを必要とする事は、普通に日本教育を受けてきた日本人からす...
水平分業を頑なに拒んだ日本企業の考察の中で、メインバンク制度の視点からの分析は参考になった。もう一つの見方として、日本人のコミュニケーション能力の問題も影響していると思う。水平分業で中国や台湾の会社と日々のコミュニケーションを必要とする事は、普通に日本教育を受けてきた日本人からすると、酷でしかない。根本は教育じゃないのかな。 この敗北モデルを、日本の基幹産業である自動車分野でどう活かすべきか。EV化や業界水平分業化に対し、既に周回遅れであることは事実。日本のOEMは自社ブランドだけに拘らず、新興EVブランドの製造受託としての選択肢も進めるべき。日本の部品メーカーも含めた製造サプライチェーンの強さは生かせるはず。
Posted by
日本の電子産業が成功した理由(アメリカの戦後政策)と転落した理由(ガラパゴスに特化した産業構造、捨てられない成功体験、非効率な製造業の垂直的管理、など)細かく書かれている。 日本がなぜファブレス、ファウンドリーの流れに遅れたのか。ファウンドリーに特化していれば日本のプライドのもの...
日本の電子産業が成功した理由(アメリカの戦後政策)と転落した理由(ガラパゴスに特化した産業構造、捨てられない成功体験、非効率な製造業の垂直的管理、など)細かく書かれている。 日本がなぜファブレス、ファウンドリーの流れに遅れたのか。ファウンドリーに特化していれば日本のプライドのものづくりの文化が活かされたのではないか。日本の大企業の経営者の言動の矛盾がうまく書かれている。 イノベーションと基礎研究を混同してしまい、経済発展に関係のない基礎研究に投資してしまったことも書いてある。 ガラパゴスであるテレビ産業に大きな投資をして失敗した大企業たち。ガラケー(ガラパゴス携帯の略だったと初めて知った。)に頼って世界の競争から取り残されてしまったことも解説している。 日本の大企業の減価償却についての意識の低さがファブレス化を妨げていたことも興味深い。日本の企業の資本は銀行からもらっているため、担保として大きな固定資産を所持しておく必要があるなど。
Posted by
1991年、私が大学生だった頃に、NHKで「電子立国 日本の自叙伝」というドキュメンタリーが放送され、本にもなった。半導体という技術に、日本の官民が貪欲に取り組み、世界のトップに上り詰めたその過程が誇らしげに記録されていたものだ。 それから、20年以上立った現在、日本は電子立国...
1991年、私が大学生だった頃に、NHKで「電子立国 日本の自叙伝」というドキュメンタリーが放送され、本にもなった。半導体という技術に、日本の官民が貪欲に取り組み、世界のトップに上り詰めたその過程が誇らしげに記録されていたものだ。 それから、20年以上立った現在、日本は電子立国ではなくなってしまった。ハード的には、中国、韓国に完敗し、国内企業は存続すら怪しい。ソフト的には、欧米企業の競争相手ですらない。 誰がみても電子立国は凋落してしまった訳だが、そうした歴史に学ばなければ、唯一残っている自動車などの製造業も同じ道を辿っても不思議ではない。
Posted by