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月の裏側 日本文化への視覚
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2014/07/01 |
JAN | 9784120044243 |
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月の裏側 日本文化への視覚
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商品レビュー
3.6
11件のお客様レビュー
「月の裏側」なんとも魅力的なタイトルである。 レヴィ=ストロースといえば構造主義を生み出した文化人類学者で、構造主義といえば学生の頃、浅田彰のポスト構造主義とか中沢新一だとかがベストセラーになって、ペダンティックだった学生たちはこぞって読む。よくわかんないけど読む。そう、で構造...
「月の裏側」なんとも魅力的なタイトルである。 レヴィ=ストロースといえば構造主義を生み出した文化人類学者で、構造主義といえば学生の頃、浅田彰のポスト構造主義とか中沢新一だとかがベストセラーになって、ペダンティックだった学生たちはこぞって読む。よくわかんないけど読む。そう、で構造主義とは現象を分析するとき、目に見えるものを比べるのではなくその背景にあるものの構造を見極める姿勢を指す。サルトルの実存主義と対立する考え方だ。ヨーロッパがなんでも進んでて正しくて偉いという考え方に真っ向から反対した。 「月の裏側」は日本文化への視覚とサブタイトルにあるように、日本文化を語る。日本の神話がどこから来てどこへ流れていったのか、日本とヨーロッパの文化が時にあべこべであること、日本の芸術、浮世絵。世界に比較するものがない縄文文明のオリジナリティ。 そして、日本は世界で唯一独自の文化を忘れずに「科学技術がもたらした変革との狭間である種の均衡を見出すのに成功してきた」 20世紀、世界の中心と勘違いしてアイデンティティが崩壊したヨーロッパと文化的に反対側、月の裏側にある日本こそが重要な鍵を握るという示唆。 ハイブリッドして過去を捨てず新しいモノを創り出していく独自性を日本人は大切にしていきたいもんですね
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レヴィ=ストロースから見た日本文化論。ユーラシア大陸の西端のフランスと東端の日本を比較して、神話の共通項などを語りつつ、鋸やろくろの使い方など日本の独自性を強調する。 民俗学、社会人類学の大家に日本を褒められて悪い気はしないが、やや思い込みがあるかもと感じた。
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西洋人は遠心的自我を持つ 東洋人は自我を消滅させようとする 日本人は求心的自我を持つ。 日本人は置かれた状況のために行動する。 自分で選んだわけでも望んだわけでもないことに責任を取ろうとする。 ということか? この思想をレヴィストロースは肯定的にとらえているようだ。 「人々...
西洋人は遠心的自我を持つ 東洋人は自我を消滅させようとする 日本人は求心的自我を持つ。 日本人は置かれた状況のために行動する。 自分で選んだわけでも望んだわけでもないことに責任を取ろうとする。 ということか? この思想をレヴィストロースは肯定的にとらえているようだ。 「人々が常に役に立とうとしている。どんなにつつましい地位の人でも。 それでいて寛いだ感じでそれを行おうとする人間性」
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