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失われた時を求めて(7) ゲルマントのほう Ⅲ 岩波文庫
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失われた時を求めて(7) ゲルマントのほう Ⅲ 岩波文庫

マルセル・プルースト(著者), 吉川一義(訳者)

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失われた時を求めて(7) ゲルマントのほう Ⅲ 岩波文庫

定価 ¥1,408

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2014/06/01
JAN 9784003751169

失われた時を求めて(7)

¥990

商品レビュー

3.7

8件のお客様レビュー

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2026/03/18

前巻同様、修行のような読書体験ができる。書かれていることの半分以上は全く分からないが、アルベルチーヌとの再会の描写など所々刺さる描写がある。 ついさっきまでアルベルチーヌをもはや愛していないとかスカしておきながら、 「ねえ、ぼくは全然くすぐったがらないタチなんだよ。一時間くすぐら...

前巻同様、修行のような読書体験ができる。書かれていることの半分以上は全く分からないが、アルベルチーヌとの再会の描写など所々刺さる描写がある。 ついさっきまでアルベルチーヌをもはや愛していないとかスカしておきながら、 「ねえ、ぼくは全然くすぐったがらないタチなんだよ。一時間くすぐられたって、ちっとも感じないんだ。」 「そうなの!」 「そうだとも。」(p.46) はお笑いすぎる。まぁ心当たりが私自身にもある。そういう心の機微(この場合は欲望だが)の核心に迫るのが唸らせるポイントでもある。 理不尽にキレるシャルリュス氏など個性的なキャラクターもいるが、全体的に何の話なんだという箇所が多い。最後に先の長くないスワンが出てきたが、寿命が短いと告白する人物に対してナンセンスなことを言う周り姿も死を身近に感じていない人間の傲慢さが現れており非常にリアルだと思った。

Posted by ブクログ

2025/09/21

妄想癖のある「私」が、ゲルマント公爵夫人への幻想が解かれたとたん、ゲルマント公爵夫妻の描かれ方がやたら解像度が高くなる。女好き夫と、才女の妻、そのサロンに愛人がたくさん、というのとかなかなかすごい。 サロンでは様々な当時の文化が語られていて、とっつきにくさはある。ルイ14世紀の...

妄想癖のある「私」が、ゲルマント公爵夫人への幻想が解かれたとたん、ゲルマント公爵夫妻の描かれ方がやたら解像度が高くなる。女好き夫と、才女の妻、そのサロンに愛人がたくさん、というのとかなかなかすごい。 サロンでは様々な当時の文化が語られていて、とっつきにくさはある。ルイ14世紀のときの貴族の栄華のあらわれの家具類と、新しい時代のもの(→アール・ヌーヴォーに)をどちらをとるかの話など。文学の中で、やたらに古いものがよしとするのは危険、という話が印象に残る。 スワンが...なかなかハードモードに。

Posted by ブクログ

2024/07/23

「私」はすっかり忘れていたアルベルチーヌを手に入れるが、そこに恋愛感情は生まれない。 また、興味を失っていたゲルマント公爵夫人のサロンに突然招かれる。 憧れが消え失せた眼で、夫人やサロンに集う人々を見る「私」に、貴族たちの虚栄心や俗物ぶりが露わになる。 『その後1度だけ彼女を...

「私」はすっかり忘れていたアルベルチーヌを手に入れるが、そこに恋愛感情は生まれない。 また、興味を失っていたゲルマント公爵夫人のサロンに突然招かれる。 憧れが消え失せた眼で、夫人やサロンに集う人々を見る「私」に、貴族たちの虚栄心や俗物ぶりが露わになる。 『その後1度だけ彼女を見かけた。空港の乗り継ぎロビーで全くの偶然だった。 彼女は私に気づかず、昔の恋人と一緒で子供を抱いていた、ごく普通の女だった』 (ルイ・マル監督「ダメージ」) 『かくして今や私は、ふたりをゲルマントという名から切り離して見つめていた。昔はゲルマントという名から想いも寄らぬ暮らしを送る夫妻を想像したものだが、今ではそのふたりが他の男や女となんら変わらぬ存在になってしまった。』(ゲルマントのほうⅢ(2-2)以下同じ。) 『晩餐会の会食者のひとりひとりは、かつては神秘的な名をまとい、私はその名を頼りに遠くからその人を知り夢みるだけであったが、いまや私の知るあらゆる人と同等かそれよりも劣る肉体と知性を備えるにいたり、平凡なありきたりの印象を私にもたらした。』 最後に、スワンが余命数か月の身となって登場する。 彼が、死とどのように向かい合ったのかに強い興味が沸いたが、それは次巻以降に期待。 『「で、どうでしょう、私たちとイタリアにいらっしゃいません?」 「奥さま、それが行けそうにありません。」 ― 中 略 ― 「それにしてもお訊ねしたいですわ、」とゲルマント夫人はそのスワンに訊ねた。 「どうして十ヵ月も前から行けないとおわかりになるのかしら。」 ― 中 略 ― 「いや、それは、親しいおかたですから申しあげましょう、その何ヵ月も前に死んでいるからです。」』 これは、スワンの最後の挨拶だろうか?

Posted by ブクログ

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