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春宵十話 角川ソフィア文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2014/05/24 |
JAN | 9784044094645 |
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商品レビュー
4
26件のお客様レビュー
メモ→https://x.com/nobushiromasaki/status/1832227532772372613
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「人間の建設」を読んで岡潔をもっと知りたくなって。明治は金で岡の時代を銅だと評し、同時代に警鐘を鳴らしている。そうなると果たして現代は。「人間の建設」で触れられた"世界の知力が低下してきている"の意味が分かる。金言に溢れている。
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人の中心は情緒である という書き出しで始まる 日本文化の特性がこの情緒を土台に組み立てられていることや、それがいかに美しい心情を生み出してきたかを様々な側面から論じている。 そして昨今の教育制度がいかにこの情緒的中心が失われ、それによって子供たちの創造性が阻害されてきたか警鐘を鳴...
人の中心は情緒である という書き出しで始まる 日本文化の特性がこの情緒を土台に組み立てられていることや、それがいかに美しい心情を生み出してきたかを様々な側面から論じている。 そして昨今の教育制度がいかにこの情緒的中心が失われ、それによって子供たちの創造性が阻害されてきたか警鐘を鳴らす 特に前半はあるべき日本人観のようなものが書かれていて名著。日本有数の数学者が書いている点も大変興味深い 情緒とは自然が人間に差し出してくれるもの を指していると解説にあった 人の人たる道をどんどん踏み込んでいけば宗教に到達せざるを得ない。 人の悲しみがわかること、そして自分もまた悲しいと感じることが宗教の本質ではなかろうか。キリストのいう愛も同じことを言ってると思う。 宗教の世界には自他の対立はなく、安息が得られる。しかしまた自他対立のない世界には向上もなく理想もない。だから自分は、純理性の世界だけでも、宗教的世界だけでもやっていけず、両方を兼ね備えた世界で生存し続けるであろう。 秩序を保っているのは法律ではない。それは道義心に他ならない。義務教育は、この道義的センスをつけることに尽きる。 1、2、3歳は母が愛と信とを教え、4、5、6は父が信と欲とを教えると良い。 漱石 自分の小説は少なくとも諸君の家庭に悪趣味を持ち込むことだけはしない 宇宙があるから地球があるのではなく、たった一つ奇跡の地球のために宇宙があるのかもしれない 真実美は、求めれば求めるほどわからなくなるものだと思う。わからないものだということを一般の人がわかれば、それだけでも文化水準は上がるに違いない。
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