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銀座Hanako物語 バブルを駆けた雑誌の2000日
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 紀伊國屋書店出版部 |
発売年月日 | 2014/03/14 |
JAN | 9784314011143 |
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銀座Hanako物語
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商品レビュー
3.6
6件のお客様レビュー
青鞜の平塚らいてうの宣言「元始、女性は太陽であった」に負けないくらい時代を変えたのがHanakoのキャッチコピー「キャリアとケッコンだけじゃ、いや」だと思ってきました。80年代の終わりから90年代にかけて東京リージョナルの女性の消費の欲望の蓋を開け、酒と薔薇の日々ならぬバッグとス...
青鞜の平塚らいてうの宣言「元始、女性は太陽であった」に負けないくらい時代を変えたのがHanakoのキャッチコピー「キャリアとケッコンだけじゃ、いや」だと思ってきました。80年代の終わりから90年代にかけて東京リージョナルの女性の消費の欲望の蓋を開け、酒と薔薇の日々ならぬバッグとスイーツの日々(バブル)をもたらし、さらにはブランド旗艦店が立ち並んでいる今に至る銀座のランドスケープを変えた雑誌を舞台に自分の欲望に徹底的に忠実な女神たちが仕事しまくる(そして買いまくり食べまくる)物語。「働き方改革」なんてことが大テーマになるなんて想像もしてなかった時代があって、消費そのものがクリエイティブと無邪気に信じることができた時代があって、それは東京と地方を徹底的に分断させる時代であって、そして日本は国内総需要がうんともすんとも動かない国になったのでありました。「わがまま」が否定じゃなくて肯定のニュアンスを持ち始めたあの頃の感じ、思い出すなあ…
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『Hanako』!懐かしい!!今は手に取ることもなくなったけれど、かつては本当にお世話になったもんだった。有楽町の飲み屋で、様子が分からなければ若いOLには入りづらそうなお店なんだけどHanakoで紹介されてたからと行ってみたら、お店の人に「最近はあなたのようなお客さんが増えた」...
『Hanako』!懐かしい!!今は手に取ることもなくなったけれど、かつては本当にお世話になったもんだった。有楽町の飲み屋で、様子が分からなければ若いOLには入りづらそうなお店なんだけどHanakoで紹介されてたからと行ってみたら、お店の人に「最近はあなたのようなお客さんが増えた」と言われたっけ。あと掲載された広告で一番驚いたのはドバイ観光局で、私は仕事がこの辺りと関係があったのでよく聞く地名だったけれど、当時は「ドバイ?それどこ?」って人が多かった。ドバイから帰ってきたら、成田の税関で「ドバイ?まさか観光で行ってたんじゃないでしょうね?」と言われたもんだった(そのまさかの観光だよ!)。そのドバイが観光局?しかもHanakoに?と驚いたんだけど、今や・・・だもんね。いやはや。巻末に主要目次が掲載されているけれど、せっかくだから表紙とか中身とかカラー図版があったら良かったのにな。
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「雑誌が時代を作る」というのは、もはやほとんど望むべくもない。 ただし過去にはそういう雑誌がいくつか存在していて、『Hanako』は間違いなくその1つであっただろう。 1988年創刊、高級ブランドやレストランの特集を中心にバブルの盛り上がりに一役も二役も買ったであろうこの雑誌の、...
「雑誌が時代を作る」というのは、もはやほとんど望むべくもない。 ただし過去にはそういう雑誌がいくつか存在していて、『Hanako』は間違いなくその1つであっただろう。 1988年創刊、高級ブランドやレストランの特集を中心にバブルの盛り上がりに一役も二役も買ったであろうこの雑誌の、創刊時の編集長が当時を振り返る一冊である。 自分が入社して某誌編集部に所属してから先輩にさんざん聞かされた「バブル期の雑誌の作り方」が、ここには詰まっている。とにかく、お金の使い方が今から考えれば尋常じゃない! そして、編集部内もブランドの広報も(途中から「プレス」に呼び名が変わっていくのもHanakoの功績だろう)、女性が元気すぎる! 88年~93年ごろの東京がいきいきと綴られている、資料集のようでもある。 最後に、僕の18歳の誕生日(90・4・12)に発売された号の「いかにもHanako」な特集見出しを引用しておく。 『イタリアンデザートの新しい女王、ティラミスの緊急大情報――いま、都会的な女性は、おいしいティラミスを食べさせる店すべてを知らなければならない』
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