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きみはいい子 ポプラ文庫な9-1
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | ポプラ社 |
| 発売年月日 | 2014/04/04 |
| JAN | 9784591139752 |

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きみはいい子
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商品レビュー
3.9
158件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
虐待を受けている子供が登場し、様々な立場や視点から描かれている短編集。 虐待の有無関わらず、家庭が安心できる場ではなかった人、親子関係が円満ではなかった人、愛着障害に悩む人、また、子供に上手く接することができずに悩んでいる人に刺さる物語だと思う。 全体的な評価は☆4をつけたけれど、 うばすて山に関しては☆5 ①サンタさんの来ない家 小学校に着任した新任教師目線のお話。 学級崩壊をさせてしまったものの、担当するクラスの子の少しの違和感を見逃さず、児童に寄り添う姿が印象的だった。 季節感の合わない服を着ていること。休日も学校に来ていること。体が薄いのに給食を異常におかわりすること。 親からの愛情は様々な形があると思うけれど、それを適切な形で受けられてない子に対しても無条件に沢山の愛情を注いであげられるのが学校という場であり、教師という存在だと思う。 私は、教師として誰かの安全基地になりたい。 ②べっぴんさん 自分が両親から酷い虐待を受けてきたにも関わらず、子供に対しても酷い暴力を振るってしまうママの話。 その状況に気付いたママ友さんが、当事者ママを責めるのではなく、温かく包み込んでいて驚いた。 ママも辛かったんだもんね、というように綺麗事?として纏められてるのはどうなのとは思うけど、愛されることを知ったママに更生の兆しが見えていたところはよかった。 愛される経験をしないまま大人になってはいけないということがよく分かる作品だったなと思う。 愛されることを知らないと、自分を含めた人への愛し方が分からなくなるのかな。 ➂うそつき 息子がよく家に連れてくる友達が虐待を受けており、家族総出で愛情を注いであげるお話。 あんまり印象に残っておらず感想割愛。 二人が一緒の中学にいけるといいなあ。 ④こんにちは、さようなら 身内が亡くなり孤独を感じながら生きる高齢のおばあさんの話。 「ひとりぼっちでも、生きのびたことは仕合わせだったのだろうか。」 という表現がとても心に刺さった。 おばあさんの心の支えとして知的障害の男の子(母親から虐待されている)が出てくるけど、この話はあまり子供メインに感じず。 何歳経っても人から愛されたい気持ちはあるもんなあ、と老後の孤独について考えさせられる話だった。 ⑤うばすて山 幼少期に母から酷い虐待をうけてきた「かよ」という中年の女性が、認知症を患い全てを忘れてしまった母の介護をする話。 よかったと言う言葉で形容していいのか分からないぐらい重い話だったけれど、5つの物語の中で一番よかった。 殺す勢いで娘に虐待をする母。 助けを出さず見過ごすことしかしない父。 幼いが故に力になれず、虐待も一切されぬ妹。 そんな家庭で育ったにも関わらず、家族との関係を完全に切ることはできない主人公。 長期に渡って虐待を繰り返し、子供に心に深い傷を与えたにも関わらず、与えた本人は飄々と生きて、挙げ句の果てには認知症で全てを忘れるという設定が、残酷で、リアルで、苦しかった。 被害者だけ物凄く心理的負担を感じて生きづらくなっていく所は、あらゆる犯罪や事件に通ずるものだと思う。 子供は親を選べない。 酷い親を無理に好きになる必要はない。 だけど、自分の親は世界でたった一人。 切り離したくても、切り離せない。 産んでくれたことには、感謝しなければいけないのか? そんな複雑な葛藤が繊細に描かれている作品だった。本当に苦しくて、沢山泣いた。
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虐待がテーマで書かれた5つの短編小説集。 最後のうばすてやまの話が特に印象に残っていて、認知症で娘の記憶も虐待していた記憶も無くしてしまった母親の介護を急遽3日間やることになった話だった。悔しさとか葛藤とかがよく描かれていて、心にグッときた。 けど、全体的に一つ一つの話が短めで、...
虐待がテーマで書かれた5つの短編小説集。 最後のうばすてやまの話が特に印象に残っていて、認知症で娘の記憶も虐待していた記憶も無くしてしまった母親の介護を急遽3日間やることになった話だった。悔しさとか葛藤とかがよく描かれていて、心にグッときた。 けど、全体的に一つ一つの話が短めで、話がもうちょっと長くて深かったたらもっと面白かったなって思った。
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10年ほど前に購入していたのに育児と仕事で忙しく読めていなかったです。 どれも切なくて胸が締め付けられて、それでも優しくて愛おしいお話ばかりでした。 親になり年を取り今まで気づかなかったことに気づくようになり心の襞が増え、すっかり涙腺が脆くなった私の涙腺を刺激するお話でした。
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