月と六ペンス 新潮文庫
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月と六ペンス 新潮文庫

サマセット・モーム(著者), 金原瑞人(訳者)

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月と六ペンス 新潮文庫

定価 ¥880

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2014/03/29
JAN 9784102130278

月と六ペンス

¥330

商品レビュー

4.3

389件のお客様レビュー

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2026/08/22

 『存在のすべてを』の中で、画商が作家に渡した一冊。どんなことが書かれているかが気になり手に取ってみた。会話文が多く描写が控えめで読みやすい最近の日本人作家と比べると、かなり読み進めるのに時間がかかる。  物語の語り部の考えや印象を丁寧に記し、回想や描写もかなり重厚で、読むために...

 『存在のすべてを』の中で、画商が作家に渡した一冊。どんなことが書かれているかが気になり手に取ってみた。会話文が多く描写が控えめで読みやすい最近の日本人作家と比べると、かなり読み進めるのに時間がかかる。  物語の語り部の考えや印象を丁寧に記し、回想や描写もかなり重厚で、読むためにかなりの体力と知力を必要としたが、難しく古臭い表現は一切なく、さすがだな、と思う言葉が随所に使われてあった。翻訳がいいからかもしれない。素晴らしい作品であり、ストリックランドの最晩年には、思いがけない救いを見た。古典を読むのもいいな、と思えた私にとっても転機となる作品だった。

Posted by ブクログ

2026/08/18

死後有名になった、画家、チャールズ・ストリックランド。ゴーギャンをモデルにしていると言われている。 前半は、ストリックランドを取り巻く家族や恋沙汰がメインで描かれている。ストリックランドが実際に登場してきて物語が動いていく。 一方で後半は、ストリックランド本人がほとんど登場する...

死後有名になった、画家、チャールズ・ストリックランド。ゴーギャンをモデルにしていると言われている。 前半は、ストリックランドを取り巻く家族や恋沙汰がメインで描かれている。ストリックランドが実際に登場してきて物語が動いていく。 一方で後半は、ストリックランド本人がほとんど登場することなく、彼を知る人物の語りで、彼がどのような余生を過ごしたかが明らかになっていく。 その変化が面白く、最後まで夢中になって読み進められた。 うん、人間の描写が丁寧に描かれていて好き。 芸術や西洋絵画が好きな人なら楽しめること間違いない死、そうでなくても一人の人間について書かれているから、人間に興味がある人ならだれでも没頭すると思う。ストリックランド自身は、人にまったく興味ないけれど(笑) 海外は年齢を気にしないという風潮があると思っていたけれど、40歳を過ぎた大の男が妻子を捨てて自分の志を突き通すことに周りがやんややんや言うんだと驚いた。それともこの時代(出版は1919年)当初の考えだろうか。 94,95ページのマッカンドルー夫妻の言っていることが、日本でも時代に関わらず起きる会話のようで、この描写に国と時代を超えた普遍性がある。 ブランチ・ストルーヴェ、夫と夫の絵が大好き。 ストリックランドをひどく嫌っている。「あんな人、二度と会いたくないわ(117p)」 でも、ある事件が起きる。 ストリックランドが醸し出している人間性は、女性をおかしくさせてしまうんだろうな。 私ははっきり言って、ゴーギャンの絵は好きじゃないけれど、物語中、作家の「わたし」が何度も言っているように、もう少し鑑賞眼があったら、惹きつける何かがあると感じるのだろう。 恋、失恋、嫉妬、才能さまざまな要素があるから、また数年後再読したら、おもしろいと思う。

Posted by ブクログ

2026/08/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

だいぶ前に買ってずっと読んでいなかったもの。新訳だからか外国の小説にありがちな読みづらさもなく、登場人物全員素直に好きにはなれない感じなのに意外と引き込まれてすぐ読んでしまった。 読み終わってみていちばん人生生き抜いたなと思って死んだのはストリックランドじゃないかなぁと思った。

Posted by ブクログ

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