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月と六ペンス 新潮文庫
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月と六ペンス 新潮文庫

サマセット・モーム(著者), 金原瑞人(訳者)

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月と六ペンス 新潮文庫

781

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2014/03/29
JAN 9784102130278

月と六ペンス

¥781

商品レビュー

4.3

268件のお客様レビュー

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2024/11/02

想像を超えて面白かった。最初から最後までまったく飽きさせないストーリーと語り口。登場人物も全員素晴らしいし、途中に挟まれるメイン人物以外のストーリーも、全体的の流れにまるで途切れなく組み込まれていて魅力的される。 モームの凄さもあるけれど、金原さんの翻訳がとても素晴らしい。軽快...

想像を超えて面白かった。最初から最後までまったく飽きさせないストーリーと語り口。登場人物も全員素晴らしいし、途中に挟まれるメイン人物以外のストーリーも、全体的の流れにまるで途切れなく組み込まれていて魅力的される。 モームの凄さもあるけれど、金原さんの翻訳がとても素晴らしい。軽快かつ流れるような、そして洗練された日本語がとても気持ちよく頭に入ってくる。原書も少し読んだけど、翻訳がさすがとしか言いようがない。

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2024/10/20

穏やかな家庭を捨て、画家の道を歩んだ一人の男チャールズ・ストリックランドを知る著者が書いた本という体の小説。 ストリックランドはあのゴーギャンがモデルになっている。 ゴーギャンといえば、原始的で強烈なインパクトの絵を描き、ゴッホとアルルの部屋で共同生活をして大喧嘩した人のイメージ...

穏やかな家庭を捨て、画家の道を歩んだ一人の男チャールズ・ストリックランドを知る著者が書いた本という体の小説。 ストリックランドはあのゴーギャンがモデルになっている。 ゴーギャンといえば、原始的で強烈なインパクトの絵を描き、ゴッホとアルルの部屋で共同生活をして大喧嘩した人のイメージしかなかったので、こんな人生だったのかなぁと想像して興味深かった。 これからゴーギャンの絵を見る時はこの小説のエピソードを思い出して今までとは違った見方ができるかもしれない。 人には人の、しっくりする居場所、求める人生がそれぞれあるのだなぁと思った。 印象に残った言葉 「彼は一風かわった男だった。それでも人びとは彼をあるがままに受け入れた。世間には変人奇人はいくらでもいると考えているようだった。それに、人は自分がなりたいものになれるわけではなく、生まれつきで決まった人間になるものだ、と心得ているのだろう。」

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2024/10/17

年をとって、欲望に負けてばかり。早く「欲望は魂の枷だ。おれはすべての欲望から解き放たれる日が待ち遠しい」。 日常にしばられながら埋もれていく自分。他人の評価かがどうしても気になる。「子どもじやあるまいし、なぜ、顔も知らない連中の意見を気にする? 知り合いの意見だってどうでもいいの...

年をとって、欲望に負けてばかり。早く「欲望は魂の枷だ。おれはすべての欲望から解き放たれる日が待ち遠しい」。 日常にしばられながら埋もれていく自分。他人の評価かがどうしても気になる。「子どもじやあるまいし、なぜ、顔も知らない連中の意見を気にする? 知り合いの意見だってどうでもいいのに。略 名声はだれが作っている? 批評家、作家、株式仲買人、女」。 アートという名の表現。上手く描けたかな。「なぜ、自分がうまいか下手か気にならないんです?  どうでもいいからさ。おれは、みえるものを描きたいだけだ」。 いいね、バズる、映える、すべて他人の目が気になるための、行動。 画家は絵を売らない。売るのは画商だ。と恩師に教えられた。拙い絵を描きちらしながらも矜持は捨てずにいたい。 並行して松本清張の「月」を読んでいたら、何となく通じるものがあった。月に込めた作家のさまざまな思いが、今宵の満月と重なった。 若い時には、半分も理解できないと思う作品。特に昨今の、なんでもアートで片付けてしまう表現は、「本当は、気軽に言える言葉では無い」と肝に銘じておきたい。 金原さんの訳も読み易く、時代を感じ無いひとときでした。

Posted by ブクログ

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