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人生オークション 講談社文庫
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人生オークション 講談社文庫

原田ひ香(著者)

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人生オークション 講談社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2014/02/14
JAN 9784062777605

人生オークション

¥220

商品レビュー

3.4

137件のお客様レビュー

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2025/11/25

私の中ではちょっと薄めというか普通目の原田ひ香小説という感じの作品でした。 人生オークションの方は、叔母さんの家の不用品をひたすらオークションで売っていく中で、家族の中やっかない者だと思われた叔母さんの人生や就職に悩む主人公の葛藤などが徐々に明らかにされたり解きほぐされたりする...

私の中ではちょっと薄めというか普通目の原田ひ香小説という感じの作品でした。 人生オークションの方は、叔母さんの家の不用品をひたすらオークションで売っていく中で、家族の中やっかない者だと思われた叔母さんの人生や就職に悩む主人公の葛藤などが徐々に明らかにされたり解きほぐされたりするような内容なのだけど、うーん…別につまらなくはないけど、たぶん来年には忘れてしまいそうな内容だなと。やはり薄味の小説。 あめよびの方が、むしろ濃かった。ただ、斉藤美奈子さんの解説を読まなければその濃さには気づけなかったなと思った。頑なに主人公と結婚してくれない彼氏と主人公のすれ違いは、やはりどう考えても同じところに着地することはできないよな、と思わせるような内容だった。彼氏の頑なさもさることながらどこか地に足のつかない心許なさは解説を読んで、彼のルーツを考えると、自ずとそうなるのかな、と思わずにはおれなかった。 こちらはなかなか考えさせる小説でありました。

Posted by ブクログ

2025/11/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

全く毛色の違う中編2編だが、心底ハッピーエンドではなくそれぞれが抱えている価値観について考えされされる深い話であると感じました。 「人生オークション」警察沙汰で周りに迷惑をかけた叔母の部屋に山積みになった物を処分していく過程で、叔母のモノに対する価値観の変化が楽しい。叔母のいい加減だけど優しい人柄が考えすぎな性格の主人公には受け入れがたいのはあるあるだと感じた。 「あめよび」結婚せず付き合い続けたい主人公の彼氏には読者には共感されないし、顛末も主人公にとってよかったと思うがどことなく寂しい結末ではあり、深い余韻があります。諱のこと、眼鏡屋さんのお仕事についてはとても興味を惹かれた。次に眼鏡を作るときの参考にしたいとおもった。

Posted by ブクログ

2025/10/08

バブル時代の負け組の叔母と、さとり世代の姪が、叔母の離婚をきっかけに、叔母のブランド品をネットオークションを活用し断捨離しながら生活費を稼ぐ中で、二人それぞれが自分の人生に対して抱えている感情や気持ちを整頓しながら少しづつ元気を取り戻していく中編小説を含む、異なる味わいのある2作...

バブル時代の負け組の叔母と、さとり世代の姪が、叔母の離婚をきっかけに、叔母のブランド品をネットオークションを活用し断捨離しながら生活費を稼ぐ中で、二人それぞれが自分の人生に対して抱えている感情や気持ちを整頓しながら少しづつ元気を取り戻していく中編小説を含む、異なる味わいのある2作品。

Posted by ブクログ