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SL機関士の太平洋戦争 筑摩選書
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SL機関士の太平洋戦争 筑摩選書

椎橋俊之【著】

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SL機関士の太平洋戦争 筑摩選書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2013/09/14
JAN 9784480015822

SL機関士の太平洋戦争

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2013/11/29

太平洋戦争期に、国内の物流を担っていたのは鉄道(蒸気機関車)だった。 出生する兵士を、見送るのは駅。兵士が戦場に赴くために移動するのは鉄道。子供たちが疎開するのも鉄道。そして、原子爆弾が落ちた広島長崎の救援にも機関車は入っていった。 さらに、大陸での戦争を維持するための物流は鉄道...

太平洋戦争期に、国内の物流を担っていたのは鉄道(蒸気機関車)だった。 出生する兵士を、見送るのは駅。兵士が戦場に赴くために移動するのは鉄道。子供たちが疎開するのも鉄道。そして、原子爆弾が落ちた広島長崎の救援にも機関車は入っていった。 さらに、大陸での戦争を維持するための物流は鉄道兵が担い、樺太、満州の開拓そして物資の輸送にも多くの機関士たちが赴いた。 練達の機関士たちが、出征し現場を去った後、その過酷な現場を任されたのは、少年たち。高校生ぐらいの機関士に、中学生の機関助手が、計り知れないほどの貴重な荷を運ぶ仕事に、劣悪な環境の中従事していた。 そして、満州から命からがらの引き揚げてきた開拓者、岸壁の母が迎えた兵士たちを故郷に送り続けたのは、やはり鉄道(機関士たち)であった。 当然のように、そこにあり続け、輸送を続けた鉄道員たちの姿を、本書によってはじめて認識することができた。 当時、実際にその仕事に従事してきたひとたちの証言を集めた本書は、歴史的な資料としても価値のあるものだと思う。

Posted by ブクログ

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