- 新品
- 書籍
- 書籍
SL機関士の太平洋戦争 筑摩選書
1,760円
獲得ポイント16P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2013/09/14 |
JAN | 9784480015822 |
- 書籍
- 書籍
SL機関士の太平洋戦争
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
SL機関士の太平洋戦争
¥1,760
在庫なし
商品レビュー
3
1件のお客様レビュー
太平洋戦争期に、国内の物流を担っていたのは鉄道(蒸気機関車)だった。 出生する兵士を、見送るのは駅。兵士が戦場に赴くために移動するのは鉄道。子供たちが疎開するのも鉄道。そして、原子爆弾が落ちた広島長崎の救援にも機関車は入っていった。 さらに、大陸での戦争を維持するための物流は鉄道...
太平洋戦争期に、国内の物流を担っていたのは鉄道(蒸気機関車)だった。 出生する兵士を、見送るのは駅。兵士が戦場に赴くために移動するのは鉄道。子供たちが疎開するのも鉄道。そして、原子爆弾が落ちた広島長崎の救援にも機関車は入っていった。 さらに、大陸での戦争を維持するための物流は鉄道兵が担い、樺太、満州の開拓そして物資の輸送にも多くの機関士たちが赴いた。 練達の機関士たちが、出征し現場を去った後、その過酷な現場を任されたのは、少年たち。高校生ぐらいの機関士に、中学生の機関助手が、計り知れないほどの貴重な荷を運ぶ仕事に、劣悪な環境の中従事していた。 そして、満州から命からがらの引き揚げてきた開拓者、岸壁の母が迎えた兵士たちを故郷に送り続けたのは、やはり鉄道(機関士たち)であった。 当然のように、そこにあり続け、輸送を続けた鉄道員たちの姿を、本書によってはじめて認識することができた。 当時、実際にその仕事に従事してきたひとたちの証言を集めた本書は、歴史的な資料としても価値のあるものだと思う。
Posted by