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無心のダイナミズム 「しなやかさ」の系譜 岩波現代全書020
定価 ¥2,310
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2014/01/20 |
JAN | 9784000291200 |
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無心のダイナミズム
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無心のダイナミズム
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商品レビュー
3.7
3件のお客様レビュー
無心とは何なのかを、いくつかの語り口で説いている書籍。 無意識との違いとは? 無心とは無邪気とちがうのか? 世阿弥から考え、 沢庵和尚から考えていく。 最後の章を見ればなんとなく全容が見えてくるが、できればそこから興味のある章に遡って読んでいったほうが学びが深いようにも思う。 ...
無心とは何なのかを、いくつかの語り口で説いている書籍。 無意識との違いとは? 無心とは無邪気とちがうのか? 世阿弥から考え、 沢庵和尚から考えていく。 最後の章を見ればなんとなく全容が見えてくるが、できればそこから興味のある章に遡って読んでいったほうが学びが深いようにも思う。 稽古の思想と合わせて読むと良い気がする。
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日本の伝統思想のなかで「無心」という概念がどのような意味をもっていたのかを明らかにしている本です。 著者は、「無心」を一つの「ダイナミズム」として理解するという見取り図を打ち出しています。それはたとえば、日常の意識の働きを否定していくことで、「名人は楽器と一体になってしまう」よ...
日本の伝統思想のなかで「無心」という概念がどのような意味をもっていたのかを明らかにしている本です。 著者は、「無心」を一つの「ダイナミズム」として理解するという見取り図を打ち出しています。それはたとえば、日常の意識の働きを否定していくことで、「名人は楽器と一体になってしまう」ような出来事が生じ、さらにそこから通常の主体性とは異なる新たな主体性が働き出てくるといったようなしかたで理解されています。この動的なプロセスのどの局面に焦点をあてるのかということは、それぞれの思想家によって異なっており、そのことが「無心」という概念の拡がりを示しています。 こうした見取り図のもとで、著者は鈴木大拙、井筒俊彦、世阿弥、沢庵、石田梅巌らのテクストを参照し、その解釈をおこなっています。
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わかりやすい。 気付かされたことは、無心概念の「ゆれ」は「こころ」そのものにあること。 「こころがない」のは悪い意味で、「こころがある」のは良い意味。しかし、「こころがある」と妨げになる。 こころがあるから、躓いてしまう。だから・・・という展開になる。
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