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斎藤哲也

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2013/10/23
JAN 9784480917263

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2025/05/21

 入試評論文でよく出てくる基本的な用語と、哲学、言語・文化、科学論、近代といったテーマで頻出の用語について、その意味と使われ方を知る本。ただキーワードの解説を読むだけでなく、実際にどのような形で出てくるのか、評論文とともに掲載され、結構な数の問題を解きながら進める本。さらに、キー...

 入試評論文でよく出てくる基本的な用語と、哲学、言語・文化、科学論、近代といったテーマで頻出の用語について、その意味と使われ方を知る本。ただキーワードの解説を読むだけでなく、実際にどのような形で出てくるのか、評論文とともに掲載され、結構な数の問題を解きながら進める本。さらに、キーワードを知ること以上に、例えば科学論だったら、「『近代科学の還元主義的な姿勢に反省を迫る』という論点は頻出」(p.157)とか、風景論に共通しているのは「風景は手つかずの自然のようなものではなく、人間の働きかけや関わりによって成立している」(p.227)のように、よくある議論の方向性やポイントが解説されていて、評論文が読みやすくなる気がする。  おれは英語の教員だけど、国語の評論文ほどではないけど、やっぱり言語論とかはよく出てくるし、その他のテーマについても、評論文の基本を知っておくことには意味があるかなと思って、読んだ。  以下、いろいろ勉強になったところのメモ。まず「客観的」とは、「<主観とは独立して>ということなので、誰にとっても同じように認識されることをいう」(p.55)というのは、言われれば当たり前だけど、こういう説明がパッと思いつかなかったから確認しておきたい。聞いたこともない単語、というのはあまりないのだけど、その中でも「シミュラークル」(p.109)って知らなかった。「オリジナルの価値が不透明になっていく状態」のことを言うらしい。あとは「言説」を「ディスクール」と言ったり、それと関連語の「エクリチュール」(p.142)とか。文化相対主義のところで、「本来は文化の多様性を認める考え方であるが、『オレはオレ、あいつはあいつ』という無関心とも接続してしまうところに文化相対主義の弱点がある」(p.124)という部分は、昔何かの本で読んだ「みんなちがって、みんなどうでもいい」の思想だな、と思った。その思想が解説されているのがその次のページの評論文の「自文化中心的な『文化相対主義』」(p.127)の話で、「およそ『自文化』というものを、自閉的でナルシシスティックに肯定したいこの世界のありとあらゆる者たちとの共犯者となって、自らが帰属する社会を、その歴史を、無条件に肯定したいという自己愛に満ちた欲望を支えている」(同)という部分に納得した。あとは「環境倫理」のところでの「近代的価値観」との対比(p.177)が分かりやすかった。つまり、人間中心主義、進歩主義、成長至上主義と自然の生存権、世代間倫理、地球有限主義、という対比が分かりやすい。あとロマン主義に関して、「十九世紀後半になると、奔放な想像力を肯定するロマン主義に反して、自然や現実をありのままに見つめるリアリズム(現実主義・写実主義)が提唱された」(p.194)とあるが、このロマン主義と、音楽のロマン派ってどれくらい重なるんだろうか。結局、ちょっと前にクラシックの本を読んで勉強したつもりでも、全然頭に入ってないなあとか思った。それから「市民社会」の市民とは、「あくまで初期の市民社会とは、老若男女誰もが『個人』や『市民』であったわけではなく、経済的にも豊かで、独立自尊の気風をもつような新興資本家が中心」(p.199)というのは分かってなかったと思う。あと分かってなかったと言えば、「疎外」とかかな。「人間が作り出したものに、人間が支配される」(p.232)というのが「疎外」というのは、あまり分かってなかったと思う。「工場労働者があたかも部品のように特定の労働を強制される」(同)というのは、確かに疎外、って言う気がするなあと思った。他には「私たちが自明だと思っている物の見方や考え方を相対化することで、新しい思想の可能性を切り開くことを目指してきた」(p.263)ということを「構築主義」と言う、とか知らなかったし、最後に「再帰的近代」のように近代の生み出したものによって近代自身が影響を受ける、個人や組織の選択がどう跳ね返るのかを予想し、どう振る舞うのかを考えることが「再帰性」(p.271)とかも、難しい。  ということで、こういう語彙に慣れていったら現代文が読みやすくなるのはよく分かるが、本当に問題を解きながらやったら結構骨が折れると思うので、受験生が読むならそれなりの計画性が求められそうな気がする。(26/05/20)

Posted by ブクログ

2014/06/09

文化系トークラジオライフで半年以上前に紹介されてた本。 改めて高校生の表論文を読むことで、非常に勉強になった。 ・良い点 簡潔に分かりやすく、概念や言葉の解説がなされている。思ったより内容が多く、読み応えがあった。 ・悪い点 高校生の~と銘打っているが、大学生の講義の基本を学...

文化系トークラジオライフで半年以上前に紹介されてた本。 改めて高校生の表論文を読むことで、非常に勉強になった。 ・良い点 簡潔に分かりやすく、概念や言葉の解説がなされている。思ったより内容が多く、読み応えがあった。 ・悪い点 高校生の~と銘打っているが、大学生の講義の基本を学べるという気がするのでそこに限定しなくてもいいと思った。簡潔にまとめている分、説明が不十分だったり、抜けていたりする部分も多い。 しかしこれらはこの本の性質上、仕方ないというか、目的に合わないかなと思う。

Posted by ブクログ