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東京オリンピック 文学者の見た世紀の祭典 講談社文芸文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2014/01/14 |
JAN | 9784062902175 |
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東京オリンピック
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東京オリンピック
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東京オリンピックについて、日本の作家が書いた文章を集めたもの。 「東京オリンピック」とは、おととし2021年に行われたものではなく、1964年に行われた、最初の東京オリンピックのことだ。その時に、多くの作家(表題では「文学者」となっているが)が、新聞や雑誌に観戦記やエッセイを書い...
東京オリンピックについて、日本の作家が書いた文章を集めたもの。 「東京オリンピック」とは、おととし2021年に行われたものではなく、1964年に行われた、最初の東京オリンピックのことだ。その時に、多くの作家(表題では「文学者」となっているが)が、新聞や雑誌に観戦記やエッセイを書いた。本書は、それらの文章を集めたものである。 まずは、顔ぶれがすごい。佐藤春夫、堀口大學、井上靖、石川達三、三島由紀夫、石原慎太郎、北杜夫、遠藤周作、小田実、大江健三郎、柴田錬三郎、亀井勝一郎、阿川弘之、曽野綾子、安岡章太郎、平岩弓枝、瀬戸内晴美、水上勉、松本清張、小林秀雄、大岡昇平、等々。当時の第一線の作家(この顔ぶれを見れば「文学者」という言葉の方が正解かもしれない)は、ほぼ網羅されているのではないだろうか。柴田翔、江藤淳、書いていない第一線の作家で思い浮かぶのは、その程度だ。 これらの作家たちが、多くは会場で観戦し、真剣に観戦記を書いている。57年後に開催された、おととしの東京オリンピックでは、そのような試みがなされたとは聞いたことがない。オリンピックの意味合いと、位置づけ、役割が違うのだ。1964年の東京オリンピックは、国民の大部分が深い関心を寄せる国家的行事だったのだと思う。それに比べると、2021年の東京オリンピックは、もちろん、皆の関心は高かったが、やはり、楽しむべき「スポーツ大会」だったのだ。1964年は終戦から20年弱、サンフランシスコ講和条約から10年強、「もはや戦後ではない」の1956年の経済白書から10年弱、「これから日本は国際舞台に復帰します」という宣言だと、少なくとも主催者側である日本という国、また、日本国民は思っていたのだと思う。だから、この本に収められている作家の文章も、中に肩に力の入ったものが、見受けられるのだ。それはそれで、逆に新鮮な感じがした。
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1964年のオリンピックは文豪たちが評論を書いたことで有名で、「筆のオリンピック」とも呼ばれる。当時の評論から、オリンピックの実際を探る一冊。
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1964年の東京オリンピック開催時に各媒体で書かれた文学者によるエッセイ集。 作品のイメージとは異なる表現に新鮮な感動を覚える。
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