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ギンイロノウタ 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2013/12/25 |
| JAN | 9784101257112 |
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ギンイロノウタ
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商品レビュー
3.5
78件のお客様レビュー
まなちゃんは家でも友だちとも自然と主人公になる。 でもその人に苦しめられる人たちもいるんだなぁ 私はどちらかというとまなちゃん寄りで割と可愛がってもらえてる気がする。 確かに誉みたいな子がいたら自分みたいなおっちょこちょい系とは違って、しっかり者だからすごいなぁって褒めてるつ...
まなちゃんは家でも友だちとも自然と主人公になる。 でもその人に苦しめられる人たちもいるんだなぁ 私はどちらかというとまなちゃん寄りで割と可愛がってもらえてる気がする。 確かに誉みたいな子がいたら自分みたいなおっちょこちょい系とは違って、しっかり者だからすごいなぁって褒めてるつもりでいる でもそれが相手にもしっかり者を演じさせてしまっているのかもしれないと思った。 昔は失敗が許されない環境にいてどうにか許してもらえる方法を見つけたのが今のキャラクター もうこれでしか生きられなくなったけどね まなちゃんも同じようになにか過去があったのかな
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村田沙耶香さんの描く物語には、文字を追うにつれ、主人公と自分の境目がわからなくなるほど、のめり込んでしまう。 本書では、少女たちが課せられた呪縛から免れる為にレンアイをしたり、大人になろうとする。しかし、そんな願いも潰え、何が残っているかが分からない。呪いから解放されない。 読了...
村田沙耶香さんの描く物語には、文字を追うにつれ、主人公と自分の境目がわからなくなるほど、のめり込んでしまう。 本書では、少女たちが課せられた呪縛から免れる為にレンアイをしたり、大人になろうとする。しかし、そんな願いも潰え、何が残っているかが分からない。呪いから解放されない。 読了後も自分が少女らから離れられたか分からない程、私は彼女が描く物語に魅了されている。
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「ひかりのあしおと」 最初の数ページは一気に読まされた。登場人物はみんな狂っている。平静を装った文章の中で皆狂っている。記憶にある中では唯一、蛍に対して誉が困っているからやめるようにたしなめた青年だけがまともだ。蛍はちょっとむとんちゃくなだけの青年かと思ったが、誉の行動に付き合っ...
「ひかりのあしおと」 最初の数ページは一気に読まされた。登場人物はみんな狂っている。平静を装った文章の中で皆狂っている。記憶にある中では唯一、蛍に対して誉が困っているからやめるようにたしなめた青年だけがまともだ。蛍はちょっとむとんちゃくなだけの青年かと思ったが、誉の行動に付き合っているところを見るとやはりどこか狂っているのだ。これだけ全員が狂っているのは村田沙耶香の中でも珍しいような気がした。やはり塾の先生なんだ。最初に女子中学生に手を出したのは。はあ。 「ギンイロノウタ」 裏表のある母親、残業と出張でほとんど家を顧みない父親、家にいたとしても母親に当たり散らす父親、そういう親が影響するのか、遺伝か、環境か、少女は自分の世界に入り込んでいく。しょちょうを迎える前の少女が生理用品を下着に貼り付ける。使う予定のないコンドームを被せて自慰に耽る少年とはわけが違うだろうな。中3の担任は自分の正義感で、自分の世界に閉じこもっている少女を救い出そうと無理矢理引き出そうとする。すぐに学校には行かなくなるのかと思ったが、卒業式の日まで通い続ける、殺意を抱きながら。殺すな、決して自分で手を下すな。結局思いは通じたということか、卒業後、事故で担任は亡くなっている。入学した高校では努力が認められる。一瞬、光が見える。そしてコンビニでのバイト。ここでコンビニ人間が誕生するのかと思いたかった。しかし、このどんくささ、言い訳女。副店長の叱責。優しさをまとった店長からのセクハラ。ここで塾の先生が登場しなかったことだけが救い。ノートに書き殴られた殺意。その意識だけがさらに高まっていく。学校に行かなくなり、バイトにも行かなくなり、とうとう実行に移す日がやってくる。やるな、やめろ、手を下すな、殺すな、、、自分のあばらの浮き出た胸元に手が伸びる。ギンイロノトビラが開かれる音がする。そこには微かな希望の光が見えるのか。そうであってほしいと思う。 どちらの作品も重い、苦しい、ため息しか出ない。初期の作品群はとんでもない設定でないだけに(あり得る設定であるだけに)特に気が重くなる。しかし、小中学校の教員などにはぜひ読んでみてほしいと思う。ところで、カバーに著者の若いころの顔写真が載っているが、いまに比べるとかなり細い。つらかったのか、苦しかったのか、それとも、砂糖の仕業でいまの姿があるのか。
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