アンパンマンの遺書 岩波現代文庫 文芸233

やなせたかし【著】

• 販売会社／発売会社: 岩波書店
• 発売年月日: 2013/12/19
• JAN: 9784006022334

商品レビュー

2025/02/10

やなせたかしさんの半生。やなせさんといえばアンパンマンだが、アンパンマンは本の後半にならないと登場せず驚いた。70歳頃にできた代表作。それまでは広告、漫画、テレビの司会、脚本、作詞作曲、色々な経験をされている。やなせさんはぼくは凡人とか、なぜぼくのところにやったこともない仕事が来るのかわからない、とおっしゃるけれど、何かあれば頼みたくなるような、並外れた素敵な人柄の持ち主だったのではと思う。やさしさとユーモア溢れる筆面から伝わる。

サンリオが「詩とメルヘン」の出版で会社の核ができたことについて「数字じゃない、スピリットなんだ。」と表しているフレーズは、やなせさんの熱い思いがのぞき見える気がして、社会人として小慣れてきてしまった今の私になんだか響いた。

来期の朝ドラ、見ようかな！

2025/01/22

アンパンマンの産みの親、やなせたかしの人生を書いた作品。アンパンマンを作ったと言うこと以外は知らなかったから、手のひらを太陽にの作詞や、サンリオに関わっていたことを知り、とてもびっくりした。初めは大人向けだったアンパンマン。正義とはどういうものかをヒーローアンパンマンを通じて伝えようとするそのメッセージ性を知り、自分に子供ができたら見せたいなと素直に思い、当時の親たちにもそのメッセージが伝わったんだろうなと感じた。何のために生まれて何のために生きるのか、自問自答しながら生きていく。

2025/01/18

アンパンマンの遺書ってよりやなせたかしの遺書。最初らへんのやなせたかしが子供の頃の話はちょっと昔の話すぎて難しい、、って感じだったけどやなせたかしが歳とっていくごとに面白くなってきた。でも読みながらちょくちょくやなせたかし苦手。と思いながら読んでて、でもアンパンマン作った人だし、そんなわけないか、と思いながら読んでたけどやっぱりこの人苦手！ってなった笑笑
なんか自分のこと謙遜しときながら結局自分で回収していく感じ？笑 でもアンパンマン作った人だからすごいね。笑
あと三越の包装のデザインも作った人らしい！初耳〜