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開幕ベルは華やかに 文春文庫
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開幕ベルは華やかに 文春文庫

有吉佐和子(著者)

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開幕ベルは華やかに 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2013/12/04
JAN 9784167137120

開幕ベルは華やかに

¥440

商品レビュー

3.6

7件のお客様レビュー

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2026/01/01

有吉佐和子の長篇ミステリ作品『開幕ベルは華やかに』を読みました。 有吉佐和子の作品は約8年前に読んだ『悪女について』以来なので久しぶりですね。 -----story------------- 二億円用意しろ。 さもなくば大詰めで女優を殺す。 大ベストセラー作家の遺作、伝説の絶頂...

有吉佐和子の長篇ミステリ作品『開幕ベルは華やかに』を読みました。 有吉佐和子の作品は約8年前に読んだ『悪女について』以来なので久しぶりですね。 -----story------------- 二億円用意しろ。 さもなくば大詰めで女優を殺す。 大ベストセラー作家の遺作、伝説の絶頂エンタテインメント! 突然の降板を宣言した有名劇作家に代わり、帝国劇場の急場を救うことになった演出家・渡紳一郎。 元妻で脚本家の小野寺ハルと共に土壇場で作り上げた舞台は、大女優らの名演で大入りが続く。 だが一本の怪電話で事態は一変。 「二億円用意しろ。さもなくば大詰めで女優を殺す」。 舞台の裏で絡み合う愛憎劇、そして事件は驚愕の幕切れへ―。 読者を虜にして離さない華麗なる傑作ミステリ長編。 ----------------------- 1982年(昭和57年)に刊行された作品……有吉佐和子の遺作となった長篇ミステリです。  ■第一章 眠れない夜  ■第二章 眠り過ぎた朝  ■第三章 稽古に入るまで  ■第四章 顔寄せ  ■第五章 青山斎場にて  ■第六章 初日の大事件  ■第七章 雨の朝  ■第八章 大きな鯛  ■第九章 二十一日  ■第十章 二十三日午前十一時前  ■第十一章 二十三日午前十一時  ■第十二章 開幕ベルは華やかに  ■第十三章 紅子への挽歌  ■第十四章 十二時四十分  ■第十五章 岡村警視正の登場  ■第十六章 長い長い第二幕  ■第十七章 次の事件  ■第十八章 定年退職者の余生  ■第十九章 第二の殺人  ■第二十章 第三幕の出来ごと  ■第二十一章 広田蟹夫の調書より  ■第二十二章 田中清の調書より  ■第二十三章 八重垣光子の調書より  ■第二十四章 おでんが煮つまった  ■第二十五章 二人の晩餐  ■第二十六章 カーテンコール  ■解説 長谷部浩 「二億円用意しろ。さもなくば大詰めで女優を殺す」1本の電話が、帝劇関係者に激震を起こす……満員の観客が見守る中、演劇界の至宝2人の老優たちが繰り広げる魂の舞台の行方は果たして、、、 バックステージで同時進行する緊迫の駆け引き、愛憎渦巻く人間ドラマ……有吉佐和子の天才が光る傑作ミステリ長篇。 有吉佐和子の遺作にあたる作品で、帝国劇場を舞台にした演劇のバックステージものとしての面白さと、人間ドラマの濃密さが同居したミステリでしたね……読んでいて感じたのは、演劇界の空気の生々しさですねー 著者が若い頃から演劇界に深く関わっていたらしく、稽古場の張り詰めた空気やスター女優の存在感、裏方のプロ意識など、舞台に関わる人々の温度が文章に滲み出ていましたね、、、 単なるミステリというより、舞台という社会の縮図を描いた群像劇としての読み応えが強く、印象に残りました……脅迫事件そのものは派手なトリックで驚かせるタイプではないのですが、事件を軸にして浮かび上がる人間関係の複雑さ、華やかさの裏に潜む嫉妬や孤独、プライド、それらが舞台という虚構の世界と響き合い、独特の余韻を残す作品でした。 事件の真相よりも、登場人物たちの生き方に目が向いてしまうのも特徴的かな……華やかなタイトルとは裏腹に、読み終えて残るのはどこかほろ苦い感触でしたね、、、 その苦味こそが、舞台という世界のリアリティなのかもしれないですね……ミステリとしても、演劇小説としても楽しめる一冊でした。

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2019/10/28

かねてより読みたかったが、程度のよい古書を入手。主役の八重垣光子は初代水谷八重子がモデルなのだそうだ。なかなか面白い一冊。 読了の日に八千草薫逝去が報じられる。

Posted by ブクログ

2016/11/06

読みたい本がなくて、文庫本コーナーを見てたら見つけた。有吉佐和子さんの話は、悪女について以来だったから楽しかった。 脚本家が降りてしまった舞台に、女流作家の小野寺ハルが代わりに本を書くことになった。しかし、この本が実際にやると5時間近くかかる大作で、演出家でありハルの元夫の渡...

読みたい本がなくて、文庫本コーナーを見てたら見つけた。有吉佐和子さんの話は、悪女について以来だったから楽しかった。 脚本家が降りてしまった舞台に、女流作家の小野寺ハルが代わりに本を書くことになった。しかし、この本が実際にやると5時間近くかかる大作で、演出家でありハルの元夫の渡が大幅に削る。それだけでもハルは、大激怒だったのに主役の二人の老優がセリフを覚えてこない。こんなんで舞台は大丈夫かと心配するも幕は上がった。 そして、舞台の最中に劇場に脅迫電話がかかってくる。果たして、舞台の行方は。 大女優の八重垣光子…なんかすごい女優だった。カマトトぶるとはこのことか…!と実感したし、若い頃から蝶よ花よと育てられた女優というのは、きっとこんなかんじなんだろうとも思った。 セリフは年だから覚えられないのは仕方ない。だけど、若くて未来ある俳優を自分の都合で潰すのはね…付き人の波ちゃんも可哀想だったな。 『悪女について』もそうだったけど、有吉佐和子さんが書く女は、どこかイラッとさせるが女を最大の武器としてあざとく生きてるかんじがする… 八重垣光子は特に嫌いだな。 2016.11.6 読了

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