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血の轍 幻冬舎文庫
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血の轍 幻冬舎文庫

相場英雄(著者)

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血の轍 幻冬舎文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎
発売年月日 2013/11/28
JAN 9784344421141

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商品レビュー

3.6

48件のお客様レビュー

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2024/09/01

タイトルほど、血まみれな感じはなかった。相場さんの、公安が出てくるタイプの警察小説。刑事と公安の派閥争いが、ヒートアップしていく。分量多め、中身濃いめ、読み応えあり。

Posted by ブクログ

2024/07/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

警察内部の抗争という点で横山秀夫の『64』を彷彿とさせる。 ラストは一応兎沢と志水の和解(とまでは分からないが)ということで、ハッピーエンドになるのだろうけど、まだ事件そのものは解決しておらず少々中途半端な感じがした。あと男どもは奥さんに優しくしてあげて…。 楽しめる点は公安部と刑事部の丁々発止にあるだろう。特に坂上の活躍はスピンオフ小説が出そうなくらいだけど、実際は志水が「KID」かな?出てるらしい。しかし公安も刑事部のも上層部がことごとくメンツと権力に拘泥する嫌なタイプで、作者の「権力嫌い」がちょっと顔を見せた感じもする。

Posted by ブクログ

2024/05/30

刑事たちを突き動かすのは、正義か、威信か、それとも憎悪か-。 『震える牛』以来の相場英雄san。 ひさしぶりの警察小説でした。命を賭した、刑事部と公安部の壮絶な派遣争い。 妻の不倫現場を凝視させられながら公安捜査員として鍛えられる男のプロローグから、事件の解明と引き換えに悲...

刑事たちを突き動かすのは、正義か、威信か、それとも憎悪か-。 『震える牛』以来の相場英雄san。 ひさしぶりの警察小説でした。命を賭した、刑事部と公安部の壮絶な派遣争い。 妻の不倫現場を凝視させられながら公安捜査員として鍛えられる男のプロローグから、事件の解明と引き換えに悲しみを背負ってしまった刑事部の男のエピローグまで。 刑事部刑事の兎沢、公安部刑事の志水、捜査一課長の海藤たち。冴えない地域課の老巡査・安部が「こっちに来ないか?」とそっと公安の名刺を出し、志水に目利きの話しをしたシーンは素敵でした。 兎沢の娘・咲和子の病気を唯一治すことができる佐久間医師が、手術直前で逮捕・・・これは悲し過ぎました。<おとしゃん> 志水が兎沢に告げた”公安と刑事の轍が交わることはない”という言葉。これがこの物語の核心だと思います。 -BLOOD ON THE TRACKS-

Posted by ブクログ

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