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ヤノマミ 新潮文庫
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ヤノマミ 新潮文庫

国分拓(著者)

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ヤノマミ 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2013/10/29
JAN 9784101281919

ヤノマミ

¥550

商品レビュー

4.5

59件のお客様レビュー

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2026/08/07

東京で生まれ育った自分からすると、すごい文化だなと思った。 逆にヤノマミが日本に来たら、どう思うのだろう。 これこそ日本の価値観で見てしまっているのかな。 国が違えば文化も違うというのが改めてわかった。 1番衝撃なのは赤ちゃんの話のとこです。

Posted by ブクログ

2026/07/26

面白かった。2007年の本ではあるが現代でも狩りで生活している民族がいることに驚いた。しかしそこにも文明は入り込んでいて、文明によって病気や利便性がもたらされ滅びた民族も多くあると知った。特に印象的だったのは、出産した後、人間として育てるか精霊として天に帰すかを女が選び、その判断...

面白かった。2007年の本ではあるが現代でも狩りで生活している民族がいることに驚いた。しかしそこにも文明は入り込んでいて、文明によって病気や利便性がもたらされ滅びた民族も多くあると知った。特に印象的だったのは、出産した後、人間として育てるか精霊として天に帰すかを女が選び、その判断には誰も何も言わないという話だった。生まれた子を抱き上げなければ精霊となるというのはとても辛そうだなと思ったけど、母親も精霊にした後は夜中に泣いていたと聞いて、その辺りの精神性は私たちと何ら変わらないんだなと思った。保健所が出来てから乳児の死亡率は30%から2%まで減ったけど、その分精霊になる子も増えたと聞いて、文明との関わり方も難しいなと思った。最後にあったようにこうやってこの民族を消費することも加害になりうるし、安易に深掘りできる話でもないんだと感じる。でもすごく勉強になったし面白かった。

Posted by ブクログ

2026/07/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ヤノマミ族を知ったのは、2024年のKYOTOGRAPHIEにてクラウディア・アンドゥハルの展示を見たときだった。 この本でも登場するダビ・コペナワ氏も展示に関わり、来日もされたとのことだ。 文章もとても読みやすく、説明は必要な内容に絞られていて、自分もシャボノでヤノマミの暮らしを覗いているようでとても面白かった。 ヤノマミの女は必ず森で出産する。産まれたばかりの子どもは人間ではなく精霊で、母親に抱き上げられることではじめて人間となる。産まれた子を自分の手で命を奪って精霊として帰すのか、抱き上げて人間の子どもとして迎え入れるのかは母親のみが決められることで、他の人はそれに従うしかない。 本書の中で書かれていた彼らの風習の中で私たちにとって一番衝撃的なものは、この命の選別だと思う。この事実を知ったとき、はじめは文化が違うとはいえ、あまりにも残酷だと思ってしまった。でも、よくよく考えてみると、予期せぬ避妊の失敗、病気や金銭的な事情、犯罪など彼らと似たような理由で、私達もある一定の週数(日本だと22週未満)で中絶をすることが許されている。彼らとは中絶をする割合は違うかもしれない。でも、私たちは22週という自分たちが決めた期限までは胎内の子の生死を自分たちの私的な理由で決めることができる。それは22週まではまだ人間ではないと、どこかで私たちが思っているからではないのか。私たちとヤノマミがやっていることにどれほどの違いがあるのか。 文明化された社会に生きている私たちは、どこか自分たちは正しい倫理・正義のもと生きているのだと驕りが心の中にある。でも私たちもヤノマミと同じように常に生死に関わっているのに、『文明』によって目を覆い隠されていて、自分たちの残酷さに気づくことができない。 生きている以上、そういった事実を無くすことはできない。ただ自分たちがやっていることから目を背けずに向き合っていかなければならない。起きた事実は変わらなくても、自分が選んだことによって何が起きるのかを知っていることには意味があると思う。 この本が書かれた2010年から26年が経った。 「現代医療は死者の数を劇的に減らしたが、同時にシャーマンをも減らした。」という一文が印象に残っている。グローバル化の中で叫ばれる多文化社会・共生だが、本当の意味での多文化社会とはどうあるべきなのか考えさせられる。私たちはどうしても関わり会うとお互いに影響を及ぼしてしまう。分かり合いたい・共に過ごしたいという思いこそは素晴らしいものではあるが、字面通りに「共に生きよう」とするのではなく、長期的な影響やお互いの文化における幸せを考えた上で、距離をとって暮らしていくというのも選択肢のひとつなのかもしれない。難しい。

Posted by ブクログ

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