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押絵の奇蹟 角川文庫
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押絵の奇蹟 角川文庫

夢野久作(著者)

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押絵の奇蹟 角川文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2013/10/25
JAN 9784041010440

押絵の奇蹟

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商品レビュー

3.5

19件のお客様レビュー

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2026/09/14

あやかしの鼓が本当に好き 主人公を大切に思う人たちの厚意が全て裏目に出て主人公を追い詰める不条理たまらない 押絵の奇蹟 奇蹟というより悪魔の悪戯のように思えるよ。永遠に胸にしまっておくつもりでいた恋が、生まれてきた我が子の顔貌に顕されていくのはあまりに恐ろしかったろうなって。こ...

あやかしの鼓が本当に好き 主人公を大切に思う人たちの厚意が全て裏目に出て主人公を追い詰める不条理たまらない 押絵の奇蹟 奇蹟というより悪魔の悪戯のように思えるよ。永遠に胸にしまっておくつもりでいた恋が、生まれてきた我が子の顔貌に顕されていくのはあまりに恐ろしかったろうなって。こんな奇蹟がなかったらなんてことはない家族として一生終えれたかもしれないのにな

Posted by ブクログ

2026/03/04

ナンダカ、切ナクテ、ウツクシイ──
 そんな感想が、読み終えたあとに静かに残る一編。 ここ最近、夢野久作作品を続けて読んでいて思うのは、
彼の得意とする書簡体や独白文の小説には、少なからず語り手のナルシズムが滲み出る、ということだ。 それは作者自身の陶酔ではない。 
あくまで...

ナンダカ、切ナクテ、ウツクシイ──
 そんな感想が、読み終えたあとに静かに残る一編。 ここ最近、夢野久作作品を続けて読んでいて思うのは、
彼の得意とする書簡体や独白文の小説には、少なからず語り手のナルシズムが滲み出る、ということだ。 それは作者自身の陶酔ではない。 
あくまで、手紙を書いている登場人物の嗜好や自己陶酔であり、
だからこそ、語り手に高尚な人物や清廉な女性が選ばれると、
その文章で形作られる物語世界もまた、幻想的で妖艶な魅力を帯びてくる。 この感覚こそが、夢野久作という作家の人気の一端なのではないだろうか。
因縁や死といった題材を、陰惨でも恐怖でもなく、
どこか厳かで華美なものとして描き出すその趣向は、
谷崎潤一郎に近いものを感じさせる。 美貌のピアニストが舞台で吐血し、
女嫌いの名歌舞伎役者の兄がそれをそっと見守る。
故郷でも名高い別嬪嫁をはじめ、錚々たる人物たちが配された物語は、
まるで歌舞伎の舞台そのものを押絵に封じ込めたように、
ドラマチックなフィナーレへと進んでいく。 そしてラスト。これも、久作の得意技だ。 
──その後のことは、誰も知らない。
真実は、闇の中へ。 映画タイタニックのラストのように、読み終わった後に 冷たい水の底に沈んでいくような感じがする。 同じ「押絵」を題材にした作品なら、
私は 江戸川乱歩の
『押絵と旅する男』の方が好みではある。
展開が、圧倒的に早い!

Posted by ブクログ

2026/02/12

ずっと読みたかった中編3編が収録されて最後までわくわくしながら読んだ。 全て手紙形式で描かれているものだが、途中からは手紙ということも忘れて読み込んでいてポツポツ顔を出す手紙形式の文章にそういえばそうだったと気付かされるのが楽しかった。 表題作の「押絵の奇蹟」は精神学的要素が入っ...

ずっと読みたかった中編3編が収録されて最後までわくわくしながら読んだ。 全て手紙形式で描かれているものだが、途中からは手紙ということも忘れて読み込んでいてポツポツ顔を出す手紙形式の文章にそういえばそうだったと気付かされるのが楽しかった。 表題作の「押絵の奇蹟」は精神学的要素が入っていて、改めて夢野久作が描きたかった物語の造形を捉えられた気がする。 また作家生活に入るきっかけとなった「あやかしの鼓」が期待以上に面白くて読む手が止まらなかった。

Posted by ブクログ

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