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宇宙衛生博覧会 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 1982/08/25 |
| JAN | 9784101171159 |
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宇宙衛生博覧会
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商品レビュー
4.1
23件のお客様レビュー
[蟹甲癬] 筒井康隆らしい短編でありながら、ちゃんとSF。最近の実験小説っぽいのもいいけど、この頃の雰囲気もいいなあ。 皮がぽろぽろと取れるところとか読んでるだけで痒そうで、カニ食うたびに思い出しちゃう。頬が角質化してポコッと取れちゃうってのも趣味悪いけど、その裏にカニ味噌み...
[蟹甲癬] 筒井康隆らしい短編でありながら、ちゃんとSF。最近の実験小説っぽいのもいいけど、この頃の雰囲気もいいなあ。 皮がぽろぽろと取れるところとか読んでるだけで痒そうで、カニ食うたびに思い出しちゃう。頬が角質化してポコッと取れちゃうってのも趣味悪いけど、その裏にカニ味噌みたいなのがついててそれをみんなしてペロペロなめているというのは、相当グロい。下手物好きにはたまらんかも。しかもそれが細菌によって自分の脳味噌が分解されたものっだていうんだから。この、人の感覚を逆なでするところがいかにも作者らしい。それでいて、ラストはある意味幸せな雰囲気もあるのが不思議。 [こぶ天才] 引き続きこれもむず痒い感覚の短編。でっかい虫を背負っただけで天才になるという話だけど、背中で触手がざわざわと動いているのを想像すると、なんとも気持ち悪い。例によって、ヒステリー持ちのオバはんが好きかってに暴れ回ってます。 ラストのオチはちょっとわからなかった。 [急流] これもワンアイディアのまっとうなSFだけど、時間が加速していったときの過剰な描写がいかにも筒井康隆らしい。 [顔面崩壊] この短編集の中でも一番の趣味の悪さ。解剖学的かつスプラッタな描写が詳細に繰り返され、こちらの生理的嫌悪感を刺激しまくる。タイコタイコ原虫とかデロリン蠅とか、よくまあこんな気持ち悪いものを思いつくなあ。もっともこれを読んで喜んでる俺もやばい奴なのかもしれないけど。 [問題外科] これもすごいというかむちゃくちゃ。間違えて看護婦の腹切っちゃったから内臓取って殺しちゃうとか、その死にかけてる看護婦の内臓を掻き回して喜んでる病理部長とか、なんか医者に恨みでもあるんだろかって思っちゃうぐらい。でもこのエスカレートの仕方が筒井康隆なんだよな。 [間接話法] 間接話法ですか。なるほど。間接をポキポキ鳴らしながらのファースト・コンタクトとは、この内容でこの題名を思いついた時点で勝ちですな。 俺もしょっちゅう首をならしてるから、間接話法の才能あるかも。でも、首鳴らすのって下品だったのか。知らなかった。 [最悪の接触] なんかわけわからん状態の極致。最初は二つの種族間の慣習の違いみたいなのがテーマなのかと思ったが、どうもそうじゃなさそうだ。菊地秀行言うところの、論理のアクロバット状態かも。なんか「太陽の汗」を思い出した。 この短編みたいな、不条理で脳味噌が揺さぶられるような小説をもっと読みたい。 [ポルノ惑星のサルモネラ人間] この短編集は筒井康隆のものとしてはSF度が高い方だと思うけど、その中でも頭抜けた力作。ひょっとすると筒井SFとしては、最高傑作かも。クジリモを中心とする三者再生系、ドワスレグサによる攻撃性の抑制、退化論、タラチネグモの存在意義などなど、生物学的な世界構築がかなり詳細な段階まで行われていて、おまけにフロイトの二元論まで出てくる。まるでティプトリーの短編を読んでいるような感じさえ受けた。まあ、そこに「いやらしさ」を持ち込んだのがいかにも作者らしいけど。 最上川博士がタラチネグモになるという、この短編集にふさわしいラストまでほぼ完璧な構成。本当は★4つ半。
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ブクログに単行本がなかったので文庫版のこちらに投稿。 今や絶版となってしまった、筒井康隆の問題作であり、最高傑作である。 絶え間なく頭のネジがぶっ飛んだ作品を残してきた著者だが、本作ではネジどころか倫理観も常識も固定観念もぶっ飛ばしてしまっている。 中でも秀逸なのが、関節(間...
ブクログに単行本がなかったので文庫版のこちらに投稿。 今や絶版となってしまった、筒井康隆の問題作であり、最高傑作である。 絶え間なく頭のネジがぶっ飛んだ作品を残してきた著者だが、本作ではネジどころか倫理観も常識も固定観念もぶっ飛ばしてしまっている。 中でも秀逸なのが、関節(間接ではない)を使って会話する宇宙人との交流のために、1人派遣された大使のドタバタ劇を描いた『関節話法』は筒井康隆嫌いの聖人君子でも抱腹絶倒せずにはいられないだろう。 新しく出た短編集と多少被りはあるが、宇宙人との交流がメイン(著者の作品はそんな連中ばかりだが)な本作を中古でも読んでいただきたい。孫にまで語ってしまいそうな、衝撃が待っているに違いない。
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もっともっと読む時間と場所を選ぶ作品だと記憶していた(特に昼時とか)。地球外惑星でヒトの無節操な食行動から絶滅への道を辿る「蟹甲癬」。落ちにノートルダムのせむし男を配した「こぶ天才」。「ポルノ惑星のサルモネラ人間」でさえ筒井読者としては普通に楽しめた。そして、平和を追求するあまり...
もっともっと読む時間と場所を選ぶ作品だと記憶していた(特に昼時とか)。地球外惑星でヒトの無節操な食行動から絶滅への道を辿る「蟹甲癬」。落ちにノートルダムのせむし男を配した「こぶ天才」。「ポルノ惑星のサルモネラ人間」でさえ筒井読者としては普通に楽しめた。そして、平和を追求するあまりのエロスと退化に、なぜか首肯してしまう。ラブ&ピース!
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