がんばった分だけ認められる女子の仕事術

千葉のり子【著】

• 販売会社／発売会社: 日本実業出版社
• 発売年月日: 2013/09/13
• JAN: 9784534051110

商品レビュー

2014/09/15

改めて、社会っていうのはやっぱり男社会だし、その中で女性が要領良く働くにあたっては、有る程度の我慢や譲歩が求められるんだよなあ、と。
女性だけの会社なら、恐らく必要とされない心構えっていうのはあるよなあ。

メモメモ〜( ^ω^ )φ
手ぶらで相談に行かない！自分の考えを用意しておこう。飽くまで対案を求める心構えで。

上司のタイプに合わせて話し方を変えよう。要点だけ話した方がいい相手と、丁寧な説明を求める相手と。

女性同僚と友達になる必要はない（至言）。

正解思考は捨てよ！唯一無二の答えを出さなければならないなんてことはない。

最初に結論→それから理由や根拠。

自分の意見＋「◯◯の観点から考えると〜」で、客観的意見に見せる。数字など根拠のあるデータだとなお良し！

会議前の根回しは常識。会議で出席者を驚かせてはいけない。会議は内容確認の場と考えよう。

自分が選手なのかマネージャーなのかを見極めよう。

求められた報告＋αの提案を心がけよう！

2014/08/11

2014年の51冊目です。
カシオ計算機株式会社に女性初の設計エンジニアとして採用され、その後商品企画部に異動し、「Bady-G」などの腕時計ブランドの企画担当に抜擢され新ブランド立ち上げを任される。20代で責任ある仕事を任された。その経験を基に、自分らしく仕事をしていくには「自分ブランディング」が大切という。
この本を手に取って読んだ理由は、職場で頑張っている数少ない女子たちの事が頭にあったからです。ここ数年で、職場に配属されてくる女性社員が増えてきました。私の職場も設計を仕事にしていて、女子で設計エンジニアだったという著者の境遇に親近感を覚えました。私の職場の女子のキャリア構築の参考にできればと思い読みました。
「いつも、頼りになるね」といわれる人が実践している48の基本ルールというのが、この本のサブタイトルです。周りに認められる仕事をしていく為の、仕事への基本的な取り組み方が紹介されています。多くの事は、女子だけでなく若手社員に共通の事だと思います。例えば、「会議で出席者を驚かせない」、「手ぶらで相談に行かない」、「

女子ならではと思えたのは、違う世代とも、雑談を楽しんで切ることで、上司に対する見方が変わるというところで、その具体的方法の一つに”健康診断の結果を聞いてみる（何故か披露したがる人が多い）というのがありました。大いに納得します。若い女性にこう聞かれたら、思わず弱音を吐きたくなってしまうのが、オジサンの心情ですからね。たくさんのルールが紹介されていますが、
基本ルールは「完全主義を目指さない」「正解思考にとらわれない」「オトコ化しない」という３つにまとめられっています。1,2番目は、かなり普遍的なルールだと思います。オトコ化しないというのは、ファッション、メイクといったことだけではなく、（これもとても女子にとっては大切だと思いますが）私が一番大切にしてほしいと思うのは、著者の千葉さんが書かれている通り、「共感的コミュニケーションスキル」を大切にするということです。普段の仕事で、「共感」を前面に出すシーンは少ないですが、本当に周囲を巻き込んで仕事をしていくためには、とても大切なスキルだと思います。
これは、数年前に参加した「男と女のコミュニケーション」セミナー（講師：中西浩子先生）で、女性の素晴らしい特性として教わっていましたので、大いに納得、大いに共感しました。

2014/06/13

チェック項目10箇所。この本は、「がんばっているのに、なかなか認めてもらえない」と感じている働く女子に向けて、”がんばった分だけ認められる仕事のコツ”を書いたものです。がんばること自体は大切ですが、がんばり方がズレていては、空回りをしてしまうだけです、大事なのは、正しいがんばり方をすることです。どのような場合であれ、手ぶらで相談に行くのはNGです、相談するときには、必ず自分の考えを用意するようにしましょう。あなたは、給与をもらう対価として、クライアントである上司の期待に沿った成果をあげることが求められているのです、相手がクライアントなら、個人的な好き嫌いの感情や、尊敬に値する人物かどうかなんてことは関係なくなりますよね、「クライアントの期待に沿うこと」ただ一点に知恵を絞るでしょう。上司とのコミュニケーションをより円滑にするためには、上司が話すときの「理論のフレーム」を見抜くことが近道になります。日頃から先輩や上司を説得できないと悩んでいる人は、まずは後輩に対して納得感のある話ができるようになることを目標にしましょう、後輩に対してどのような筋立てで話すのかを考え抜いた経験は、必ず今後に活かすことができます。社会には「唯一の答え」なんてないのです、正解思考のままでは、仕事の成果をあげることはできません、何をすればよい結果につながるかは、そのとき・その場面において変わる、これこそが社会の本質そのものです。すべての仕事を完璧にこなそうとしては、力が分散してしまい、大きな成果を出すことは難しくなります、一方、全力を尽くす仕事と手抜きをする仕事に分けて取り組めば、力の入れ具合にメリハリをつけられるので、疲弊することなく、ここぞという場面で本領を発揮できます。