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残酷な王と悲しみの王妃 集英社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2013/10/18 |
JAN | 9784087451238 |
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残酷な王と悲しみの王妃
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商品レビュー
3.7
31件のお客様レビュー
「その点で、女は男ほど情に流されやすくはない。愛してくれる相手を可愛く思うようになる、というのは男性特有の不思議な優しさであり、たいていの女性は嫌なものは嫌なまま」 だから男の人は浮気しやすいのかなあ。 でもこの心理を知って、強気で押す女の人と流される男の人って組み合わせはなん...
「その点で、女は男ほど情に流されやすくはない。愛してくれる相手を可愛く思うようになる、というのは男性特有の不思議な優しさであり、たいていの女性は嫌なものは嫌なまま」 だから男の人は浮気しやすいのかなあ。 でもこの心理を知って、強気で押す女の人と流される男の人って組み合わせはなんとなく醜くて嫌いかも。本人たちが幸せなら尚のこと。 中野京子さんの本は10年近く読んでいる気がするけれど、前は、小説より奇なる史実や、少し残虐なものをみたい好奇心だけで読んでました。 これからは、女性が虐げられてきた時代を終わらせよう、というか、男も女も自分らしくいられない相手といる必要なんてないんだよって時代なんだよ、みたいな、なんだろ、SDGsっていうの?な読まれ方がするのかなあなんて思いました。 どうして人間は残虐なものを見たがるんでしょうね。目を覆う手の隙間から覗く、どきどきがほしいのか、狩猟民族時代の暴力性の名残か、農耕民族だって土地拡大=豊かさから連なる暴力性を秘めている、だからこそ商人こそが平和の象徴として資本主義社会を導き出したのか。 むしろ避けることのできない残虐さを隠してもらっている、ありがたみを、確認したいのか。 眠いので文章が長いです。 ほんとはあんまり何も考えずに読みました。
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絵はただ鑑賞するもので背景までは気にしてませんでした。 でも背景や時代背景を知ると辛いし怖くもありますね。 まさに女性がモノ扱い。 やっぱり中野さんの本はおもしろいなぁ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『ラス・メニーナス』のマルガリータ・テレサ、叔父の皇帝に嫁いだ後、21歳で亡くなっていたとは。ヤン・トーマスのお茶目な肖像画から、勝手にご機嫌なウィーン生活を満喫したんだと思ってた…そう言えば彼女、かの「カルロス2世」の実姉なんだから、男児を産まなきゃスペイン王室が断絶するんだった。あ、ここからスペイン継承戦争でルイ14世はしゃしゃってくるのかー。
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