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にわかには信じられない遺伝子の不思議な物語
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2013/10/08 |
JAN | 9784023312388 |
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にわかには信じられない遺伝子の不思議な物語
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商品レビュー
3.6
14件のお客様レビュー
著者が科学者ではない分、わりかし理解しやすい言葉でもってDNAの専門的な事柄を説明していて、咀嚼しやすい好著だと思います。
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遺伝子がまるで人生を決定づけるかのように、その人の才能、病気を左右する。解明される程に、人類が辿ってきた歴史も明らかになり、それはまるで生物におけるプログラミングを解き明かすかのようだ。本著は、遺伝子に纏わる四方山なドラマを凝縮した一冊だ。 チンパンジーなどの霊長類は、爪の硬さ...
遺伝子がまるで人生を決定づけるかのように、その人の才能、病気を左右する。解明される程に、人類が辿ってきた歴史も明らかになり、それはまるで生物におけるプログラミングを解き明かすかのようだ。本著は、遺伝子に纏わる四方山なドラマを凝縮した一冊だ。 チンパンジーなどの霊長類は、爪の硬さの小さなこぶ、棘上突起がペニスに点在している。人にこのとげとげがないのは、本来なら特定の遺伝子を誘導して突起を作らせる調節DNAの6万文字を失ったからだという。その為に人の性交は時間が長くなった。繁殖戦略の違いだ。 文化的な後天的措置として、割礼がある。この割礼が生物として必須なら、獲得形質として棘状突起のように、包皮が消失していきはしないのか。しかし、人間が施す措置だからこそ、獲得されない。つまり、必要な形質を持たぬ個体が淘汰されずに生き延びるため、エピジェネティクスにならない。棘の無いオスだけ性交を許される事で、棘ありペニスが滅びた。しかし、包茎は生き延びている。いや、男性器で語るのが分かりやすいからの事例で、アナロジーではないが、優生学にも通底する。 結果、そのサイズは気にしないという、という女子の本音も立証されるわけだが、こうした話は一例だ。性器に限らず、外観や能力の多様性が現存することは、遺伝子のゴールと人間文化の権威思考が整合していない事の証左でもある。学歴や年収による序列など、フィクションだ。諸々を顧みても、多いに慰められる話になるのではないか。 他にも、ネアンデルタール人とサピエンスはゲノムの99%以上を共有している。またネアンデルタール人は赤毛で色白、血液型は最も一般的なO型で、ミルクを消化できなかった、など。人間にもネアンデルタール人にも、共食いの証拠が存在する。共食いをする動物がかかる病気、特に互いの脳を食べることで完成する牛海綿状脳症のような病気を体が撃退するのを助ける遺伝子シグネチャーは2つある。そのうち1つを持っている。 自分達の原点の話だ。面白く無いわけがない。
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