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誰も戦争を教えてくれなかった

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2013/08/08 |
JAN | 9784062184571 |
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誰も戦争を教えてくれなかった
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商品レビュー
3.6
74件のお客様レビュー
アスク・ミー・ホワイで古市さんに興味を持って。 この本は、テレビで見るイメージ通り。 親になって、戦争とは何か子どもに話せないことに気付き。あんなに平和学習したのに? でも読んでみて、あの戦争が何だったのかは人によって捉え方が違うのだと知りました。(スポーツのように盛り上がって...
アスク・ミー・ホワイで古市さんに興味を持って。 この本は、テレビで見るイメージ通り。 親になって、戦争とは何か子どもに話せないことに気付き。あんなに平和学習したのに? でも読んでみて、あの戦争が何だったのかは人によって捉え方が違うのだと知りました。(スポーツのように盛り上がっていたなんて知らなかった。) そして、これからの戦争はあの戦争とも違う…のか…ここは素直に受け止めるのが難しい。 人が死に辛い戦争になったとしても、住んでいる地域に爆弾が落ちないとは限らない。 不況だからって仮想敵を作って逃げるように戦いに誘導されるのだけは嫌だな。
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2011年にパールハーバーのアリゾナ記念館を訪れて以来、日本や世界各地の戦争博物館・戦跡を巡るようになった著者。 館内は意外にも反日的な要素がなく、アメリカが戦争で華々しく勝利を遂げた様子が解説・ディスプレイされていたとのこと。青い空・海に囲まれた白い建物というコントラストも相ま...
2011年にパールハーバーのアリゾナ記念館を訪れて以来、日本や世界各地の戦争博物館・戦跡を巡るようになった著者。 館内は意外にも反日的な要素がなく、アメリカが戦争で華々しく勝利を遂げた様子が解説・ディスプレイされていたとのこと。青い空・海に囲まれた白い建物というコントラストも相まって、一種の「爽やかさ」まで感じられた…。 学校で習うような「悲惨な戦争」のイメージとかけ離れていたことから、各国の「戦争の残し方」に興味を持つようになったという。 「歴史を扱う博物館は、決して死物の貯蔵庫ではない。歴史の再審のたびに展示内容が書き換えられ、その表現のテンションまで変わる、生きた『現在』の場である」 博物館・戦跡をマジメに巡るようでは修学旅行の平和学習と大差ない。不謹慎と分かってはいるけど、その態勢だとたちまち退屈してしまう。 そこで著者は館や跡地に「エンターテイメント性」の視点を加えることにした。アウシュビッツ(ポーランド)やザクセンハウゼン収容所(ドイツ)・旧海軍司令部壕(沖縄)etc.と、部屋までも当時のまま残し来館者に体感して貰えるほどポイントが高いようだ。レプリカや人形を設置していくのとはわけが違う。(負の遺産を巡る観光を表す「ダークツーリズム」という言葉を本書で初めて知った) ……正直自分にとっては「戦争博物館」と「エンターテイメント性」って結びつけ辛いし、そういった場所では記念撮影すら躊躇してしまう。なかなか賛同できずにいるけど、それが戦争を知らない彼なりのアプローチだったのかなと思うことにしている。 「戦争というのはきっと、遠く離れれば離れるほど、まるで知らなければ知らないほど、盛り上がれるものなのだろう」 年齢表示も大きな特徴の一つだ。 本書では人名の後に数字が付されており、終戦の1945年を起点としていつ生まれているのかを示している。ひめゆり部隊の候補から外れた外間房子さん(-16)、韓国の戦争博物館を訪れる前にインタビューしたBIGBANGファンのアユミさん(+40)といったふうに。(シェークスピア(-381) ・ドラえもん(+167)なんてのもある) 特に戦後生まれは終戦から何年後かによって、戦争に対する意識の深さを測っているふしがある。補章「ももいろクローバーZとの対話」とかそれにあたるかも。ちなみにそこでは博物館・戦跡巡りに触れておらず、年号など理解度の確認や戦争観を話し合う場となっている。 理解度が乏しくとも決して無関心でないことが、強い意思のこもった言葉を通して伝わってきた。 「戦争を知らずに、平和な場所で生きてきた。そのことをまず、気負わずに肯定してあげればいい」 日本と違って現代史を徹底的に指導する国。戦争を好意的に見る国。 戦争観は生き物のごとく今を生きる人々の中に生き、時に変化する。当時の戦争自体知らずとも、その生き物の動向を注視するのは今を生きる我々にしかできないことだ。
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おふざけチックで書かれた本である。戦争博物館(箱もの)をドイツ、イタリア、韓国、中国、日本でめぐる話である。ダークツーリズムに行くには参考にしたらいいと思う。アンネの家、オーストラリアの首都の戦争博物館、ダーウィンの歴史博物館などについては書かれていないので、限定的ではある。また...
おふざけチックで書かれた本である。戦争博物館(箱もの)をドイツ、イタリア、韓国、中国、日本でめぐる話である。ダークツーリズムに行くには参考にしたらいいと思う。アンネの家、オーストラリアの首都の戦争博物館、ダーウィンの歴史博物館などについては書かれていないので、限定的ではある。また、箱物だけであり、アジアは中国と韓国だけといったものである。シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、カンボジア、ベトナムの国は行っていないところがまたよくある日本人旅行者のパターンである。 ただ、注釈で多くの本を読んで引用していることはわかる。高橋源一郎が紹介していた本である。 2660冊目の本。
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