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誰も戦争を教えてくれなかった の商品レビュー

3.6

74件のお客様レビュー

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2025/01/25

アスク・ミー・ホワイで古市さんに興味を持って。 この本は、テレビで見るイメージ通り。 親になって、戦争とは何か子どもに話せないことに気付き。あんなに平和学習したのに? でも読んでみて、あの戦争が何だったのかは人によって捉え方が違うのだと知りました。(スポーツのように盛り上がって...

アスク・ミー・ホワイで古市さんに興味を持って。 この本は、テレビで見るイメージ通り。 親になって、戦争とは何か子どもに話せないことに気付き。あんなに平和学習したのに? でも読んでみて、あの戦争が何だったのかは人によって捉え方が違うのだと知りました。(スポーツのように盛り上がっていたなんて知らなかった。) そして、これからの戦争はあの戦争とも違う…のか…ここは素直に受け止めるのが難しい。 人が死に辛い戦争になったとしても、住んでいる地域に爆弾が落ちないとは限らない。 不況だからって仮想敵を作って逃げるように戦いに誘導されるのだけは嫌だな。

Posted byブクログ

2024/01/25

2011年にパールハーバーのアリゾナ記念館を訪れて以来、日本や世界各地の戦争博物館・戦跡を巡るようになった著者。 館内は意外にも反日的な要素がなく、アメリカが戦争で華々しく勝利を遂げた様子が解説・ディスプレイされていたとのこと。青い空・海に囲まれた白い建物というコントラストも相ま...

2011年にパールハーバーのアリゾナ記念館を訪れて以来、日本や世界各地の戦争博物館・戦跡を巡るようになった著者。 館内は意外にも反日的な要素がなく、アメリカが戦争で華々しく勝利を遂げた様子が解説・ディスプレイされていたとのこと。青い空・海に囲まれた白い建物というコントラストも相まって、一種の「爽やかさ」まで感じられた…。 学校で習うような「悲惨な戦争」のイメージとかけ離れていたことから、各国の「戦争の残し方」に興味を持つようになったという。 「歴史を扱う博物館は、決して死物の貯蔵庫ではない。歴史の再審のたびに展示内容が書き換えられ、その表現のテンションまで変わる、生きた『現在』の場である」 博物館・戦跡をマジメに巡るようでは修学旅行の平和学習と大差ない。不謹慎と分かってはいるけど、その態勢だとたちまち退屈してしまう。 そこで著者は館や跡地に「エンターテイメント性」の視点を加えることにした。アウシュビッツ(ポーランド)やザクセンハウゼン収容所(ドイツ)・旧海軍司令部壕(沖縄)etc.と、部屋までも当時のまま残し来館者に体感して貰えるほどポイントが高いようだ。レプリカや人形を設置していくのとはわけが違う。(負の遺産を巡る観光を表す「ダークツーリズム」という言葉を本書で初めて知った) ……正直自分にとっては「戦争博物館」と「エンターテイメント性」って結びつけ辛いし、そういった場所では記念撮影すら躊躇してしまう。なかなか賛同できずにいるけど、それが戦争を知らない彼なりのアプローチだったのかなと思うことにしている。 「戦争というのはきっと、遠く離れれば離れるほど、まるで知らなければ知らないほど、盛り上がれるものなのだろう」 年齢表示も大きな特徴の一つだ。 本書では人名の後に数字が付されており、終戦の1945年を起点としていつ生まれているのかを示している。ひめゆり部隊の候補から外れた外間房子さん(-16)、韓国の戦争博物館を訪れる前にインタビューしたBIGBANGファンのアユミさん(+40)といったふうに。(シェークスピア(-381) ・ドラえもん(+167)なんてのもある) 特に戦後生まれは終戦から何年後かによって、戦争に対する意識の深さを測っているふしがある。補章「ももいろクローバーZとの対話」とかそれにあたるかも。ちなみにそこでは博物館・戦跡巡りに触れておらず、年号など理解度の確認や戦争観を話し合う場となっている。 理解度が乏しくとも決して無関心でないことが、強い意思のこもった言葉を通して伝わってきた。 「戦争を知らずに、平和な場所で生きてきた。そのことをまず、気負わずに肯定してあげればいい」 日本と違って現代史を徹底的に指導する国。戦争を好意的に見る国。 戦争観は生き物のごとく今を生きる人々の中に生き、時に変化する。当時の戦争自体知らずとも、その生き物の動向を注視するのは今を生きる我々にしかできないことだ。

Posted byブクログ

2023/09/18

おふざけチックで書かれた本である。戦争博物館(箱もの)をドイツ、イタリア、韓国、中国、日本でめぐる話である。ダークツーリズムに行くには参考にしたらいいと思う。アンネの家、オーストラリアの首都の戦争博物館、ダーウィンの歴史博物館などについては書かれていないので、限定的ではある。また...

おふざけチックで書かれた本である。戦争博物館(箱もの)をドイツ、イタリア、韓国、中国、日本でめぐる話である。ダークツーリズムに行くには参考にしたらいいと思う。アンネの家、オーストラリアの首都の戦争博物館、ダーウィンの歴史博物館などについては書かれていないので、限定的ではある。また、箱物だけであり、アジアは中国と韓国だけといったものである。シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、カンボジア、ベトナムの国は行っていないところがまたよくある日本人旅行者のパターンである。  ただ、注釈で多くの本を読んで引用していることはわかる。高橋源一郎が紹介していた本である。 2660冊目の本。

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2022/03/21

アメリカ、ヨーロッパ、中国、韓国、日本の戦争博物館を訪ね歩いた旅行記。博物館にも自分にもツッコミを入れながら軽いタッチで話を進めていく。冷めた筆致は、冷笑的とか軽薄とか批判されそうだが、戦争を物語るという熱くなりがちなテーマを、出来るだけそれに巻き込まれることなくフラットに見よう...

アメリカ、ヨーロッパ、中国、韓国、日本の戦争博物館を訪ね歩いた旅行記。博物館にも自分にもツッコミを入れながら軽いタッチで話を進めていく。冷めた筆致は、冷笑的とか軽薄とか批判されそうだが、戦争を物語るという熱くなりがちなテーマを、出来るだけそれに巻き込まれることなくフラットに見ようとする、著者のブレないスタンスの表れだろう。ただ第6章以降のやや雑な議論は別に無くてもいいと思った。

Posted byブクログ

2022/01/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

誰も戦争を教えてくれなかった 単行本 – 2013/8/7 箱モノより実物がよりインパクトあり 2014年8月2日記述 古市憲寿さんの著作。 2013年の夏に出ている。 戦争論というよりは戦争博物館論とでもいう感じだった。 真珠湾、ドイツ、ポーランドのアウシュヴィッツ、中国、韓国、そして日本国内の戦争博物館、歴史博物館をめぐることで各国での第二次世界大戦をどう認識しているか、どう評価しているのかを読み取り、今を生きる私達が第二次世界大戦との向き合い方を示そうとしている。 *1894年に起こった旅順虐殺事件はまるで知らなかった。有名でない点では日本人が虐殺された通州虐殺事件とやや似ている。 ちなみに通州虐殺事件の犠牲者は264人。 この項目は勉強になった。 戦争時に虐殺事件は起こりうるのだと実感。 ただ南京虐殺事件のようにプロパガンダ用としてありえない数の虐殺者数を上げるのは間違っている。 こういう時に大事なのは数をありのまま発信することなのだろう。 中でもやはり実物をそのまま残す方法が単なる箱モノ展示以上に効果があるのは著者の博物館巡りからも確かなようだ。 アウシュビッツやザクセンハウゼン記念館、原爆ドームの迫力が物語っている。 ただ残念なことに日本では実物を残すことは熱心に行われなかった・・ 長崎でも原爆ドームに準する建物だった浦上天主堂を取り壊してしまった・・ もし長崎に今も浦上天主堂跡があればもっと大きなインパクトを世の中に発信できていただろうし外国人旅行者も多かったはずだ。 広島は京都並に外国人旅行客が多い。 しかし長崎はそれほどでもない。 箱モノの限界という言葉が本書には何度も出てくる。その通りだろう。 箱モノの限界を越えるためにディズニー化したり、 箱モノの限界を越えるために莫大な費用をかけてリニューアルしたり、それらは無駄ではないけど、それなら実物を残した方がてっとり早く思う。 このことは東日本大震災の爪あとを後世にどう伝えるかという問題に通じると思う。 また箱モノである博物館建設は乃村工藝社が靖国神社にある遊就館、沖縄県平和祈念資料館ともに同じ会社が手がけていたのは何だか不思議。 著者も述べているけど第二次世界大戦のような総力戦ばかりを戦争であると日本人が思い込むことで戦後世界各地で起こる紛争や戦争の現実に想像力が及んでいないのではないかという指摘はなるほどと思った。 無人機、ロボット、サイバー空間、局地戦などがこれからの戦争なのかもしれない。

Posted byブクログ

2021/11/24

戦争を知らない世代としても題名に引かれました。 博物館を通しての戦争観を感じる手法が面白いと思う。 外国ではその国の戦争観が博物館の規模、 展示の仕方が大きく変わるというのがわかるという。 日本の戦争関連博物館も日本の戦争観、地方の戦争観が出ていて面白そう。 一つのテーマで博物館...

戦争を知らない世代としても題名に引かれました。 博物館を通しての戦争観を感じる手法が面白いと思う。 外国ではその国の戦争観が博物館の規模、 展示の仕方が大きく変わるというのがわかるという。 日本の戦争関連博物館も日本の戦争観、地方の戦争観が出ていて面白そう。 一つのテーマで博物館を比較するという考現学がユニークだった。

Posted byブクログ

2021/09/03

非常に面白い視点で戦争を論じている。 戦争について考えるべき博物館がディズニーランド化しているとは。各国での、見せ方の違いも面白かった。日本は、ドイツを見習うべきではと思うが、もう手遅れだと考える。

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2021/05/09

いろんな国の戦争博物館をめぐり、その展示の仕方を比べることでその国の近代史や社会を論じようとした本。そこには確かにその国の大きな物語としてのイデオロギーが反映されるが、一方でアウシュビッツのように「当時のままで残す、あとは見た人が考えて」という展示もある。 そして最後に著者は、日...

いろんな国の戦争博物館をめぐり、その展示の仕方を比べることでその国の近代史や社会を論じようとした本。そこには確かにその国の大きな物語としてのイデオロギーが反映されるが、一方でアウシュビッツのように「当時のままで残す、あとは見た人が考えて」という展示もある。 そして最後に著者は、日本の大きな物語はあの戦争にまつわるものではなく、もはや「日本は平和だ」ということだと述べる。戦争なんて知らなくてよくて、そこから始めていけば良い、という本。

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2020/12/26

若き社会学者の新刊。 今回は世界の色々な戦争博物館をめぐって、感じた事やらをまとめた本。 いつも通りなちょっとなめた態度ながら、洞察はとても深い。 K-POPと中国のところは退屈して飛ばしたが、それ以外の部分は興味深く読めた。 めちゃくちゃ面白いとは言えないけど、読む価値...

若き社会学者の新刊。 今回は世界の色々な戦争博物館をめぐって、感じた事やらをまとめた本。 いつも通りなちょっとなめた態度ながら、洞察はとても深い。 K-POPと中国のところは退屈して飛ばしたが、それ以外の部分は興味深く読めた。 めちゃくちゃ面白いとは言えないけど、読む価値はあると思う。 古市さん、また本書いて下さい。次はピースボートのやつくらい面白いやつを期待してます。

Posted byブクログ

2020/06/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

世界の戦争博物館巡りをまとめた本 戦争の残し方、政治的な場所、その国家が戦争をどのように認定しているか可視化 国家の歴史をプレゼンし犠牲者を追悼する崇高な施設 博物館展示学という専門分野が存在 展示技術が発展、情報技術の活用が盛ん 1980年代歴史認識の問い直しをめぐって各国が揺れた時期 個人の価値観が多様化する時代に自国の歴史を再考 博物館と言うハコモノの限界 残すというより整える あの戦争を正しかったと信じる人から見れば遊就館に行けば満足 あの戦争を加害と侵略の歴史と考える人は沖縄平和祈念資料館に行けば満足 両者が歴史認識に関して改心できるほどの展示内容になっているか

Posted byブクログ