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レディ・マドンナ 東京バンドワゴン 集英社文庫
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レディ・マドンナ 東京バンドワゴン 集英社文庫

小路幸也(著者)

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レディ・マドンナ 東京バンドワゴン 集英社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2013/08/21
JAN 9784087451009

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商品レビュー

4.1

73件のお客様レビュー

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2025/06/10

『東京バンドワゴン』の第7弾。 今回、登場人物相関図の他に、堀田家と藤島ハウスの間取り図が付いていた♪ その手書き感にほっこりにっこり。 サチさんの口上から始まるのも第7弾までくるとそろそろマンネリなのだが、逆にそれが心地いい。 サチさんの優しくて温かい語りが、バンドワゴンに帰っ...

『東京バンドワゴン』の第7弾。 今回、登場人物相関図の他に、堀田家と藤島ハウスの間取り図が付いていた♪ その手書き感にほっこりにっこり。 サチさんの口上から始まるのも第7弾までくるとそろそろマンネリなのだが、逆にそれが心地いい。 サチさんの優しくて温かい語りが、バンドワゴンに帰ってきたー!って感じだ。 文庫一冊で丁度一年が過ぎる作り。 堀田家の家族たち、取り巻く人たちが、年齢を重ねてゆく様が味わい深い。 我南人を中心に仲間たちがカフェでアコースティックライブを開催するようになった。 音楽の才能が開きつつある中学生の研人も夢中になってライブの準備をする。 研人はいつか、我南人のように音楽の道に進むのかしら。 かんなちゃんと鈴花ちゃんは、早いものでもう三歳になる。 いとこ同士なのだけど、三年前のあの日、大騒ぎのうちに同じ日に生まれた。 そのことも懐かしいし、すっかりお喋りも上手になって、おしゃまな様子が可愛らしい。 個性も出てきて、活発で積極的なのはかんなちゃん、ちょっと恥ずかしがり屋なのは鈴花ちゃん。 かんなちゃんは勘も鋭い子のようで、サチさんの存在にも気付いてるような…? そして私のイチオシである勘一、八十三歳。 今回もべらんめえ口調が心地よく、人情味に溢れて、スジの通ったところが素敵。 いつまでも東京バンドワゴンの帳場にどっかと座り、元気に堀田家を引っ張っていって欲しいなぁ。 〈文化文明に関する些事諸問題なら、如何なる事でも万事解決〉 さて、今回も堀田家の家訓どおり万事解決となるか。 我南人の「LOVEだねぇ」も聞きたいし♪ 印象的だったのは「春」の研人。 ロック部の練習中、「我南人なんてもう過去の人じゃん。オワコン?」と言われて、上級生を殴ってしまう。 相手の家には研人と、親である紺と亜美に加え、我南人も一緒に謝りに行ったのだけど…。 どうしても納得できなかった研人は翌朝、置き手紙を残して学校をサボってしまう。 置き手紙には、 「学校に行ってあいつの顔を見たらまたぶん殴りそうなので、海に行って少し頭を冷やしてきます。心配しないでください。研人」 の文字。 我南人は研人の大切なおじいちゃんだもんね。 研人も音楽をやるようになって、より一層、我南人の偉大さが伝わって、今まで以上に尊敬していたんだよね。 殴ってしまったのは良くないけれど、真っ直ぐスジの通った子に育ってるじゃないか。 こういうところ、大じいちゃんの勘一に似てるなぁ。 研人が“海へ行く”と言えば葉山の龍哉さんの所と決まっているし、いざ葉山へ迎えに来てみれば、研人は律儀に学校の制服を着て、鞄も持ってきてる。 こんなところにも研人の性格が滲み出てる。 迎えにやってきたのは大じいちゃんの勘一、母親の亜美、それから池沢百合枝さん。 葉山の龍哉さんは研人に話してくれる。 人を許すことの方がはるかに難しいってこと。 暴力は何も生み出さないってこと。 代わりにそのエネルギーで曲を作れば、聴いて感動してくれた人の糧になること。 あの“我南人”の孫であり、血を受け継いで音楽をやれるなんて、くだらないことに起こってる場合じゃないぞと。 そして最終的に、オワコンなんて失礼なことを言った上級生に上手で返したのは研人の母親の亜美だった。 上級生の目の前でピシャリとスジの通ったことを言って、見事なドラムソロを叩いてみせた! 上級生も呆気。 読んでてこちらもスッキリしたし、亜美さん、格好良かったなー。 こんな風に、何か起きれば堀田家はみんなで解決する。 毎回この流れのワンパターンではあるけれど、飽きないんだよなぁ。 それは、一人一人のキャラクターが生き生きと描かれているから。 回を追うごとに堀田家や周りの人たちに対する情も湧いてくるし。 登場人物は多いけど『東京バンドワゴン』は魅力的で、いつまでも追いかけ続けたい作品だ。

Posted by ブクログ

2025/04/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

堀田草平 2代目店主。 堀田美稲 草平の妻。 堀田勘一 83歳。明治から続く古本屋〈東京バンドワゴン〉の3代目店主。 淑子 勘一の妹。海外に嫁ぎ、晩年は葉山で暮らすが、他界。 堀田サチ 勘一の妻。良妻賢母で堀田家を支えていたが、6年前、76歳で死去。 堀田我南人 勘一の一人息子。63歳。伝説のロッカーは今も健在。いつもふらふらしている。 堀田秋実 太陽のような中心的存在だったが、9年ほど前に他界。 池沢百合枝 日本を代表する大女優。青の産みの母。 堀田藍子 我南人の長女。39歳。画家。おっとりした美人。 マードック 日本大好きイギリス人画家。藍子への一途な思いが成就し、結婚。 堀田紺 我南人の長男。38歳。元大学講師。現在は著述家。 堀田亜美 紺の妻。38歳。才色兼備な元スチュワーデス。 堀田青 プレイボーイの長身美男子。30歳。我南人の次男として暮らす。 堀田すずみ 青の妻。27歳。肝の据わった、古本屋の看板娘。 堀田花陽 藍子の娘。16歳。しっかり者の高校1年生。 堀田研人 紺と亜美の息子。14歳。音楽好きな中学2年生。 堀田かんな 紺と亜美の娘。3歳。いとこの鈴花と同じ日に生まれる。活発な性格。 堀田鈴花 青とすずみの子。3歳。おっとりした性格。 玉三郎・ノラ・ポコ・ベンジャミン 堀田家の猫たち。 アキ・サチ 堀田家の犬たち。 祐円 勘一の幼なじみ。神主の職を息子に譲った。 康円 祐円の息子。現神主。 大山かずみ 昔、戦災孤児おして堀田家に暮らしていた。引退した女医。堀田家とは家族同然。 真奈美 近所の小料理居酒屋〈はる〉の美人のおかみさん。コウのめでたく夫婦に。藍子の高校の後輩。 コウ 板前。無口だが、腕は一流。 藤島直也 若くハンサムな元IT企業の社長。32歳。新会社を設立。無類の古書好き。〈東京バンドワゴン〉の常連客。 茅野 定年を迎えた、元刑事。〈東京バンドワゴン〉の常連客。 新さん 建設会社の2代目。我南人の幼なじみ。 三崎龍也 葉山に住む我南人の音楽仲間。 千田くるみ 龍哉の家で共同生活をしている。 酒井光平 龍哉の家で共同生活をしている。農林水産省の役人。 折原美世 若手女優。本名は三迫佳奈。 脇坂夫妻 亜美の両親。 脇坂佳代子 亜美の母。 脇坂和文 亜美の父。 脇坂修平 亜美の弟。折原美世と結婚。 三鷹 藤原の学友、ビジネスパートナー。永坂杏里と結婚。 永坂杏里 藤島・三鷹の大学の同窓生。藤島の元秘書。 木島 雑誌記者。我南人のファン。 智子 児童養護施設を経営。秋実と幼なじみ。 堀田達吉 明治十八年に〈東京バンドワゴン〉を開いた初代。 杉田 堀田家の裏の左隣の豆腐屋。 ナリちゃん 中川浩成。ギタリスト。 前田茂治 本を一冊ずつ売りに来る。奈良勢津子の息子。 奈良勢津子 女優。池沢百合枝の先輩格。若い頃から劇団を主宰して、多くの俳優を育てた。 棚男 三石欽吾。棚の本を丸ごと買っていく。吉祥寺の小さな不動産会社の部長。藍子の高校時代の同級生。 荒俣 亜美の同級生の大工。 神林恭一 神林凌一 イギリスに行った双子の兄弟。 彰子 祐円の従妹。 成美 すずみの学生時代からの友人。 醍醐教授 M大学附属書誌学山端爾後研究所。通称〈山端文庫〉。 安藤風一郎 ミュージシャン。我南人の後輩。 田代隼人 ロック部の別のバンドの三年生のドラム。 坪田潤子 中川の娘。 矢萩錠二 龍哉の父。俳優。 博美 潤子の母。 春香 風一郎の娘。 大沼岩男 神保町の古書店〈岩書院〉社長。〈東京古本組合〉の会長。 長尾美登里 すずみの友達。青年海外協力隊であちこち回っていた。 五条辻政孝 子爵。サチの父。 三石 藍子の同級生の不動産屋。 キース 我南人がワールドツアーに一緒に行った世界的なミュージシャン。 幸光 真奈美とコウの息子。 弥生 藤島の義理の母。藤島と五歳しか違わない。 ロバート 弁護士。 野坂 弁護士。

Posted by ブクログ

2025/04/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

やっぱりいいね、東京バンドワゴン。マンネリの偉大さを堪能した。御年80歳の堀田勘一を頂点に温かい家庭の在り方を再認識する。さらに古本屋を商いとする堀田家と関わる人間模様。今回は切ない話しもあった。同じ本棚にある本をまとめ買いする男性、毎日古本を売りに来る女性、堀田家の家宝の書物が盗まれた謎、花陽と研人のドイツ旅行、自分が大ファンの亜美のドラム即興。今回も濃かった。さいごは「ありったけのLOVE」で優しい話しばかり。登場人物が半端ない人数だけど、すべてキャラが立って、安心して読めました。次回はもう8冊目。⑤

Posted by ブクログ