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いじめと探偵 幻冬舎新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
発売年月日 | 2013/07/29 |
JAN | 9784344983090 |
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いじめと探偵
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いじめと探偵
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商品レビュー
3.9
7件のお客様レビュー
いじめの現状とそれを取り巻く環境について、現場で子や親、学校と接している探偵の目から簡潔でわかりやすく描かれていると感じた
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以前、テレビで著者である阿部さんを取材した、いじめに探偵がなぜ関わっているのか?というような特集番組を、途中からだったが偶然観たことがあり、本も書かれていると知り図書館で予約。蔵書が少ないため半年待ち。 正直、読んでいて途中でやめたくなるような凄惨な話もあった。特に性やお金がら...
以前、テレビで著者である阿部さんを取材した、いじめに探偵がなぜ関わっているのか?というような特集番組を、途中からだったが偶然観たことがあり、本も書かれていると知り図書館で予約。蔵書が少ないため半年待ち。 正直、読んでいて途中でやめたくなるような凄惨な話もあった。特に性やお金がらみのいじめは、読むに耐えない。それは既にいじめではなく、犯罪だ。 阿部さんは、今の学校は機能不全だというが、確かにその側面は否めない。特に教育レベルの高い地域では、過酷ないじめは想定外で、そんな事案に対応出来る先生は少ないのではないだろうか。 家庭の問題も無視できない。どの家庭でも親は忙しく(実際に忙しい人も多いだろうが、親もスマホなどで自分の空間を閉じてしまっている例もあるだろう)、子どもは迷惑をかけられないと思ってしまう。 いじめはなくならい、今の大人社会が変わらなければ…という意見は全くごもっともだと思う。 大人が大人力を失っている現代、せめて、見守る目を持つ大人でありたいし、生徒にもそう伝えたい。 以下に印象に残った部分をあげる。 *私がみたかぎりですが、子どもたちのいじめは、大人たちの模倣です。バラエティ番組で、芸の無い芸人が内輪話をして、世間的に劣っている様子の1人を面白おかしく馬鹿にする。嫌がる後輩芸人を斜面に突き落としたり、叩いたりしてみんなで笑う。一部の大人が、この世はお金がすべてと言う。そして、ある場面では、強い者が弱い者を踏みつけて平気な顔をしている。そんな大人たちの振る舞いを真似た結果、子供たちのいじめは凶悪化しているのです。 218ページ あとがきより *日本語は便利なもので、「窃盗」と言う犯罪を「万引き」という言葉で言い換えて、罪悪感を薄れさせるように、「いじめ」という言葉は「恐喝」「強要」「暴行」「傷害」「売春」「損壊」「強盗」の言い換えにすぎません。 219ページ あとがきより 2019.11.16
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残酷ないじめの現実が、これでもかというほどリアルな描写で書かれている。著者が、探偵ということで書き方にも一切の容赦がない。事例を知っておくという意味において、一読する価値がある。 ただ、描写は凄絶ながらもどうやってこの問題を解決するかという論にはまるで力が無い。探偵の仕事は大変で...
残酷ないじめの現実が、これでもかというほどリアルな描写で書かれている。著者が、探偵ということで書き方にも一切の容赦がない。事例を知っておくという意味において、一読する価値がある。 ただ、描写は凄絶ながらもどうやってこの問題を解決するかという論にはまるで力が無い。探偵の仕事は大変で、教員の質は下がっている。それ自体は事実だが、そこからどうやっていくのかは、とても曖昧に書かれていた。事例と同じくらい切れ味鋭く、解決策にも持論を展開したらいい。
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