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流れ行く者 守り人短編集 新潮文庫
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流れ行く者 守り人短編集 新潮文庫

上橋菜穂子【著】

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流れ行く者 守り人短編集 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2013/07/29
JAN 9784101302836

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流れ行く者

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商品レビュー

4.1

161件のお客様レビュー

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2026/08/22

守り人シリーズの登場人物たちの、まだ本編では描かれていなかった過去や日常を覗ける、良い短編集だった。 特に印象に残ったのは「ラフラ」と表題作「流れ行く者」。 「ラフラ」は、アズノとターカヌのススットを通して、同じ出来事でも身分や立場によって見えているものが違うことが浮かび上が...

守り人シリーズの登場人物たちの、まだ本編では描かれていなかった過去や日常を覗ける、良い短編集だった。 特に印象に残ったのは「ラフラ」と表題作「流れ行く者」。 「ラフラ」は、アズノとターカヌのススットを通して、同じ出来事でも身分や立場によって見えているものが違うことが浮かび上がるのが面白かった。アズノが最後に選んだ「相手には領地を、自分には銀貨を」という結末も、相手の面子を立てながらラフラとしての自分の立場も守る、見事な落としどころ。切なさの残る話だった。独自のススットという遊戯も面白く、賭場の雰囲気や白熱する展開が巧みに表現されていて素晴らしい。登場人物も魅力的。 「流れ行く者」は、やっぱり胸に迫る。バルサが初めて人を手に掛ける場面、その相手がスマルであること、そしてその後のジグロ。後のバルサを知っているからこそ、その出来事が彼女の人生にどれほど大きな意味を持ったのかが伝わってくる。胸が締め付けられる良作。この世界での用心棒という仕事についてもより理解が深まる。 そしてタンダは、変わらず昔からタンダだった。 本編で感じていた「タンダ=バルサの帰る場所」という関係が、過去を読むことでよりくっきりした。 「寒のふるまい」は、バルサを待ち侘びる可愛いタンダを描きました、というおまけ回かな。 人物や世界の輪郭をさらに鮮明にしてくれる一冊。守り人シリーズをここまで読んできたからこそ味わえる楽しさがあった。

Posted by ブクログ

2026/08/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

少女時代のバルサが、とにかく愛おしい。まだ幼さを残しながらも、懸命に生きようとする姿を見ていると、後にあれほど強く、凛とした女性になるまでに、どれだけの経験を重ねてきたのだろうと胸が熱くなる。 そして、幼いバルサとタンダの交流が微笑ましい。現在の二人を知っているからこそ、まだ何者でもなかった頃の二人の姿に、懐かしさにも似た温かな気持ちを覚えた。 一方で、表題作「流れ行く者」は特に重く、強く印象に残った。バルサが「生きるために強くなる」ことの意味を突きつけられる物語であり、彼女の人生の原点を知ることで、これまで読んできた『守り人』シリーズの景色まで少し違って見えてくる。 優しさと痛み、微笑ましさと厳しさ。そのすべてが詰まった短編集だった。バルサという一人の人間を、これまで以上に好きになれる一冊。

Posted by ブクログ

2026/08/02

バルサがジグロと度をしていた時の短編集。この作者が描く、草木や風、大地や水の匂いや手触り、様子が文字から浮かび上がってきて好きです。

Posted by ブクログ

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