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奇譚を売る店
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奇譚を売る店
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商品レビュー
3.3
41件のお客様レビュー
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また買ってしまったーー。で始まる古本屋で出会う本の6つの話。 帝都脳病院について書かれた本の当時の様子が小さな世界となって目の前に表す様子。 満点星子という今も昔も存在する偏った内容の小説を書く作風に惹かれ、気づけば自分自身が満点星子になっていくまで。 昔の探偵漫画の話を若者に話しながら不思議なことに気づくまで。 映画化された話に載っていた女優にそっくりな人に現代の撮影場で出会い驚愕するも、本当の不死身な人はもっと身近にいることに気づくまで。 前編後編の本が前編しかなく、やっとの思いで手に入れた後編の内容は自分の最後そのものだった瞬間。 それらの本を売っていた古本屋の店主とそれらを買い求める私たちの運命。 うーん。うん。
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世にも奇妙な物語のような雰囲気でした。 どこまでが現実でどこまでが本の内容なのか 混乱する感じが良かったです。 同じ主人公の話かなと思っていたけれど 最後の話で一捻りも二捻りもあって 静かな不気味さがありました。
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「———また買ってしまった。」 この台詞に共感を覚えて和みながら読み始めたが、読後は背後を振り返らずにはいられなかった。5話までは他人事だったのに、最後に急に当事者になってしまったときのヒヤリとした感覚が残ります。 これは本好きな私の物語であり、同時に、本好きなあなたの物語でもある。 書店でこの本に惹かれたときから既に始まっていた。気付いたときにはもう戻れないところまで来ている。
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