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人間はどういう動物か ちくま学芸文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2013/06/12 |
JAN | 9784480095534 |
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人間はどういう動物か
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商品レビュー
4.3
9件のお客様レビュー
日本の動物行動学の先駆者のお一人である故:日髙先生のエッセイ的な本。(2008年) 文章が知的でユーモアがあり面白いです。 3章から成り、表題作(人間とはどういう...)は、第1章だけですが、読み終えると、やはりタイトルをもう一度考え直してしまうから凄いです。 ドーキンスの...
日本の動物行動学の先駆者のお一人である故:日髙先生のエッセイ的な本。(2008年) 文章が知的でユーモアがあり面白いです。 3章から成り、表題作(人間とはどういう...)は、第1章だけですが、読み終えると、やはりタイトルをもう一度考え直してしまうから凄いです。 ドーキンスの「利己的遺伝子」説や、科学(学問)とは「ものの見方が変わる」もの、「共生」とはせめぎ合い…etc.動物から自然、教育や宗教、幽霊、頭の良さなんかにも少しずつ触れています。 言語がますます新しい概念をつくり、先生のいうイリュージョンや「美学」を生み出し、戦争をする、アンチ•エイジングに狂奔するー「人間」という動物は、果たして賢いのかー サラリと考えるきっかけをくれる本でした。 おまけ 以下、第1章より “頭についてはこれでよいとしよう”(p.20「直立二足歩行」より) “ぼくはそれをコム・デ・ギャルソン戦略と呼んでいる”(p.44) “「コスト・ベネフィット」計算のことだ”(p.45「少子化の論理」より) “遺伝子は残さなくてもよいから、ミームは残したい、と思う人もいる。(p.50) “学習と遺伝は対立するものではなく、学習は遺伝的プログラムの一環であるということになる。なにを、いつ、どういう形で学習するかということも、遺伝的に決まっているらしい。しかし、それは種によってちがっている”(p.68)
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表題の通り、人間が一つの動物であるところに立脚点を置いて論を進めている。しかし、表題に対する明快な答は得られない。 トリビアとなりえる様々な事象を紹介してくれた点では非常に興味深い内容だった。しかし表題の答えを知りたいと思う読者にとっては、すこし回り道が過ぎるかもしれない。特に第...
表題の通り、人間が一つの動物であるところに立脚点を置いて論を進めている。しかし、表題に対する明快な答は得られない。 トリビアとなりえる様々な事象を紹介してくれた点では非常に興味深い内容だった。しかし表題の答えを知りたいと思う読者にとっては、すこし回り道が過ぎるかもしれない。特に第二章「論理と共生」では都市計画に関する記述に終始している部分もあり、本題との関連性の低さを思わせた。 雑誌等に掲載された著者の短編を集めているので、内容の重複も多々ある。特に「利己的な遺伝子」に関しては何度も出て来て、しつこいようにも感じた。 ドーキンスをはじめ、様々な動物行動学の学説を概観できるという点では、お手頃な本だと思う。読んでいて退屈な本ではなかった。
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「人間はどう生きるべきか」ではなく、「人間とはどういう動物か」という視点で自然科学、動物行動学、哲学を描いた本。詳細を端折って丸めてしまっているところは読んでいてもやもやしたけど、ローレンツからドーキンスへの変遷はコンパクトにまとまっており、さらっと読むのにちょうどよかった。
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