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すばらしい新世界 光文社古典新訳文庫
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すばらしい新世界 光文社古典新訳文庫

オルダスハクスリー【著】, 黒原敏行【訳】

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すばらしい新世界 光文社古典新訳文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2013/06/12
JAN 9784334752729

すばらしい新世界

¥550

商品レビュー

4

87件のお客様レビュー

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2024/11/06

「1984」と並ぶディストピア小説の代表作であることは知っていたが、ようやく読むことができた。子供を大量生産し、人類は生まれてからランク付けされ仕事も決まっている。理不尽に見えるが実は理性を突き詰め、誰もが幸せに感じる世界が描かれる。 この作品が発表された1932年はナチス党が...

「1984」と並ぶディストピア小説の代表作であることは知っていたが、ようやく読むことができた。子供を大量生産し、人類は生まれてからランク付けされ仕事も決まっている。理不尽に見えるが実は理性を突き詰め、誰もが幸せに感じる世界が描かれる。 この作品が発表された1932年はナチス党が議会選で第1党になった年であり、翌年にはヒトラーが首相に就く。産業革命が産んだ効率優先社会のひずみとヒトラー政権の施策を予知的に描いたともいえる。もちろん現代社会でも通用するテーマだ。 1984は終始ストーリーが暗い感じだったが、こちらは悩んでも仕方がないという諦観と楽観が入り混じったような明るさがある。シェイスクピア好きにはところどころにオマージュ的なものがあり楽しめる。全体的なトーンは1984の方が好きだが。 余談。オルダス・ハクスリーの家族は科学者ぞろいで、祖父はダーウィンを支持していたといったエピソードは聞いていたが、改めてそういう環境で生まれたがゆえにこんな発想ができるのか、と思ってしまう。当時の先端の科学的知と人文科学の融和と考えると、この本の面白さがまた際立ってきてよい。

Posted by ブクログ

2024/08/16

管理されすぎた世界を描いている。その世界をどう感じるか、ディストピアなので負の世界と思うか、それでも幸福と思うか。苦労をする権利を主張できるか。

Posted by ブクログ

2024/07/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

昔の小説かつ翻訳本ということで読み辛かった。。。 15〜16章の哲学弁舌対決の部分以外は正直面白さは感じなかった。 面白くなかった理由は物語全体を通して分かりやすい"主人公"がいないからかもしれない。 また"最大多数の最大幸福"を実現した未来世界は、野蛮人ジョンの視点からディストピアのように描かれているが、争いが絶えず格差が広がるばかりの現代社会よりかはマシなように思った。

Posted by ブクログ

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