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スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 マクロ編
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | かんき出版 |
発売年月日 | 2013/04/24 |
JAN | 9784761269104 |
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商品レビュー
3.7
44件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ミクロ編同様、かなり平坦に書かれているのだろうなと思うがどこか細かい所がすっと胸に入ってこない。今まで学校で授業を受けてもどこかピンと来ておらず、この手の入門編を読んで、少しわかった気がしても、やはりよくわかっていないのは、根本的に向いてないのかなとすら思う。が、まあ経済のコントロールは難しく、各国の頭のいい人たちが集まって、できるだけコントロールして悪い方向に行かないようにしているということはわかった。それでもどの国も好景気はいつまでも続かないし、それだけ変数が多く、予測の難しい社会なんだろう。 P.38 通常の市場で考えるなら、たとえばバナナの需要が減ったとき、バナナの値段は安くなります。しかし、不景気で労働力の需要が減ったとしても、労働者の給料が急に下がることはありません。値段が下がる代わりに、失業者の数が増えるのです。(中略)失業というのは、賃金が均衡点よりも高い位置に固定され、そのため労働の供給量が需要量を上回っている状態だといえます。 P.81 「供給はそれ自身の需要を生む」という言葉があります。19世紀フランスの経済学者ジャン=バティスト・セイによる「セイの法則」です。 この法則のベースとなる考え方は、商品やサービスが生産・販売されると、そこにかかわった人びとにお金が入るということです。(中略)マクロ経済学的に見ると、あるところに供給があれば、それと同じ程度の収入が生まれ、それによって同じ程度の需要が生まれるということになります。しかし、セイの法則および新古典派経済学には弱点があります。それは景気後退についてうまく説明できないということです。 P.82 20世紀イギリスの経済学者ジョン・メイナード・ケインズは、セイの法則に真っ向から対立する理論を打ち立てました。ひとことでいうと、「需要がそれ自身の供給を生む」という法則です。(中略)ただしケインズの考え方にも、弱点はあります。総需要がマクロ経済を規定するなら、好きなだけ経済を拡大することが可能ではないかという議論です。 政府支出を大幅に増やしたり、税金を思いきって減らしたりすれば、世の中の総需要が増えて経済は一気に拡大するはずです。 P.84 需要が供給を生むというケインズの考え方は、短期的な政策を考えるときに力をはっきします。それに対して、供給が需要を生むという新古典派の主張は、長期的にみた時に大きな意味を持ってきます。 このように時間軸で分ける捉え方が、最近の主流となっています。 P.87 生産力の堅実な成長によって総供給量が増え、それによって生み出された収入が総需要を即座に拡大する、というのがマクロ経済のあるべき姿です。 総需要と総供給が足並みそろえて前進し、生産はつねにフル稼働で潜在GDPを達成し、インフレ率も失業率も低くなってくれれば文句はありません。 P.120 大恐慌とケインズの登場以来、景気の逆をいくようなお金の使い方をすることが、景気対策の定説となりました。つまり景気が悪いときは気前よくお金を使い、景気がいいときには財布のひもをしめるというやり方です。 これは有効かもしれませんが、政治的判断としてはl厳しいものがあります。(中略)世の中は好景気に沸き、税金はどんんどん流れ込んできます。そんな状態で「お金をつかってはいけません、黒字となるべく大きくするのです。支出を削って増税しなさい」とアドバイスしたら、人びとや政治家は顔をしかめるでしょう。 反対に、景気が悪化して税収が減っているとき、経済学者なら「どんどんんお金を使いましょう、税収がなくてもとにかく使いまくってください」といいます。 しかし、世の中が必死に倹約している状況で政府だけが派手にお金を使うのは、どうしてもイメージがよくありません。 P.221 購買力平価説の基本的な考え方は、「同じものを買うための値段は、どの国においても等しくなるはずだ」というものです。
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マクロ経済学の復習がてら通読。池上彰の訳だからか、分かりやすい表現が多く高校生とかでも全然読めると思う。
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マクロ経済について詳細に具体例を用いて説明している入門書であり、経済学に苦手意識を抱いている私にとっても非常に読みやすく理解しやすい一冊であった(わかった気になっているだけかもしれないが) 小難しい言葉ではなく平易な文章であるため、サクッと読める。興味があれば一読するのも良いだろ...
マクロ経済について詳細に具体例を用いて説明している入門書であり、経済学に苦手意識を抱いている私にとっても非常に読みやすく理解しやすい一冊であった(わかった気になっているだけかもしれないが) 小難しい言葉ではなく平易な文章であるため、サクッと読める。興味があれば一読するのも良いだろう。 なお、本書の姉妹編であるミクロ経済学を先に読むことが推奨されているが、特に順番にはこだわらずとも理解できるという印象であった。 ミクロ経済学の方を読んだらまた違う感想になるかもしれない?
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